Install Guide
6 ストレージの割り当て
グループのストレージをユーザーに割り当てるには、次の手順が必要です。
1. 31 ページの「ボリュームの作成」
2. 36 ページの「コンピュータからボリュームへの接続」
ストレージを割り当てた後は、グループをカスタマイズして、より高度な機能を使用できます。39 ページの「グ
ループセットアップ後の作業」を参照してください。
ボリュームの作成
グループの記憶容量をユーザーおよびアプリケーションに割り当てるには、Group Manager CLI または GUI を使
用してボリュームを作成します。ボリュームは、ネットワーク上では iSCSI ターゲットとして表示されます。ボリュー
ムを作成する際は、表 10 に記載されている情報を指定してください。
表 10: ボリューム設定情報
コンポーネント 説 明
ボリューム名
最 大 63 文 字 (英字 、数 字 、ピリオド、ハイフン、コロンを含 む)の一意の名 前 です。ボリューム名
は、ボリュームに自 動 的 に生 成 されるiSCSI ターゲット名 の最 後 に付 加 されます。ボリュームへの
アクセスは常 に、ターゲット名 によって行 われます。
ボリュームサイズ
iSCSI イニシエータによって認 識 され、報 告 されるボリュームのサイズです。最小ボリュームサイズ
は 15 MB です。最 大 ボリュームサイズは 15 TB です。
ボリュームサイズは 15 MB の次の倍数 値 に切 り上 げられます。
オプションとして、ボリュームスナップショット用の容量を確保したり、シンプロビジョニングでボリュームを設定するこ
ともできます。ただし、シンプロビジョニングはすべてのストレージ環境に対応するわけではありません。高度なボ
リューム機能の詳細に関しては、『Dell EqualLogic Group Manager Administrator's Guide』(Dell EqualLogic
Group Manager 管理者ガイド)を参照してください。本ガイドは、サポートサイト(eqlsupport.dell.com)で入手で
きます。
CLI を使 用 したボリュームの作 成
1. グループにログインします。
次のいずれかの方法で、グループに接続します。
• メンバーへのシリアル接続。21 ページの「アレイへのシリアル接続のセットアップ」を参照してください。
• グループの IP アドレスへの telnet または ssh 接続。
ログインプロンプトで、グループの作成時に指定した grpadmin アカウント名およびパスワードを入力します。
2. Group Manager のコマンドプロンプトで、次のコマンドを使用してボリュームを作成します。
volume create volume_name size [GB]
ボリュームの名前とサイズを指定します(デフォルト単位はメガバイトです)。数値と単位の間には、スペース
を使用しないで ください 。
3. 次のコマンドを使用して、ボリュームに対するアクセスコントロールレコードを作成します。
volume select volume_name access create access_control
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