Owners Manual
ハード ウェアオーナーズマニュアル 3 コントロールモジュールのメンテナンス
• グループマネージャの GUI と CLI 出力。Member Controllers( メンバーコントローラ) ウィンド ウまたは member
select show controllers コマンドの出力で、not installed ( 取り付けられていない) というコント ロールモ
ジュールステータスが表示されます。
アレイを背面から見ると、CM0 は上側、CM1 は下側です。4 ページの「前面パネルの機能およびインジケータ」
を参照してください。
コントロールモジュールに不具合が生じた場合の交換に関しては、PS Series のサポートプロバイダにお問い合
わせください。
フェイルオーバーについて
デュアルコントロールモジュールアレイでは、一度に 1 つのコントロールモジュールだけがアクティブ( ネットワークトラ
フィックを提供) になります。各コントロールモジュールには、最近使用したデータを格納するための cache-to-
flash モジュールが装備されています。
冗長性の目的で、セカンダリコントロールモジュール上のキャッシュにも、アクティブなコントロールモジュール上の
キャッシュに格納されるデータがミラーリングされます。
アクティブコント ロールモジュールは、セカンダリコントロールモジュールの対応するポートからネットワークスイッチへ
ケーブルが接続されている場合、セカンダリコントロールモジュール上のネットワークインタフェースを使用すること
ができます。
メモ: コントロールモジュールの管理ポートは、1 つのコント ロールモジュールが故障してもフェイルオーバーしませ
ん。したがって、専用管理ネットワークを使用している場合は、両方のコントロールモジュールの管理ポート が管
理ネットワークに接続されていることを確認してください。
PS Series アレイには、2 種類のネットワーク障害保護機能があります。
• 垂直フェイルオーバー。デュアルコントロールモジュールアレイでは、ネットワークパスで障害が発生すると、ア
クティブコントロールモジュールのネットワークポートが、他の( セカンダリ) コントロールモジュールの同じネット
ワークポートにフェイルオーバーできます。たとえば、CM0 の Ethernet 0 が接続性を失う( スイッチ 0 の故障)
と、CM1 の Ethernet 0 がそれを引き継ぎます。20 ページの「デュアルコント ローラ構成」を参照してください。
• コントロールモジュールのフェイルオーバー。 デュアルコントロールモジュールアレイでは、アクティブコントロール
モジュールに障害が発生すると、セカンダリコントロールモジュールが自動的に引き継いで、アクティブになり
ます。
ケーブルが、新たにアクティブになったコントロールモジュールに接続されている場合、ネットワーク I/O は、そ
のネットワークインタフェースに切り替えることができます。その代わりに、状況に応じて、ネットワーク I/O は、
これまでアクティブだったコントロールモジュールを引き続き使用する場合もあります ( つまり、アクティブになっ
たコントローラモジュールは、自身のローカルネットワークインタフェースまたはこれまでアクティブだったコント
ローラモジュールのネットワークインタフェースのいずれかを使用できます) 。
コントロールモジュールのフェイルオーバーはアプリケーションに対して透過的に行われますが、iSCSI イニシ
エータはグループ IP アドレスに再接続する必要があります。
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