Setup Guide
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6 NAS スト レージの割り当て
NASクラスタを作成した後は、独自のサイズ、アクセス制御、スナップショット設定を持つ複数のコンテナを作成
することができます。
NAS スト レージの割り当て手順
NAS クラスタは、複数の NAS コンテナで構成することができます。各コンテナには、お使いの環境の必要性に
応じて、複数の CIFS 共有または NFS エクスポートを作成できます。
NAS ストレージをクライアントの使用のために割り当てるには、次の手順を実行します。
1. NAS ストレージ割り当てのための情報を収集します。29 ページの 「NAS コンテナ情報の収集」を参照して
ください。
2. コンテナを作成し、オプションで CIFS 共有または NFS エクスポートを作成します。30 ページの 「NAS コンテ
ナの作成」を参照してください。コンテナで、後ほど共有やエクスポートを作成することも可能です。
コンテナ、CIFS 共有、または NFS エクスポートの作成時には、クラスタ全体のデフォルト値が適用されま
す。NAS クラスタを変更して、クラスタ全体のデフォルト値を変えることができます。
メモ: 場合によっては、コンテナ、共有、またはエクスポートを作成するときにデフォルト 値を上書きすること
ができます。たとえば、コンテナの作成時にデフォルトのスナップショット予約値を変更することができます。
デフォルト値を変更するためにコンテナ、共有、またはエクスポートを変更する必要がある場合もありま
す。たとえば、コンテナのデフォルトのセキュリティモード 、または UNIX ファイルおよびディレクトリ許可を変
更するには、コンテナの変更が必要です。
3. 作成した共有やエクスポートそれぞれに、クライアント がアクセスできることを確認します。31 ページの 「CIFS
共有へのアクセス」と 32 ページの 「NFS エクスポートへのアクセス」を参照してください。
NAS ストレージを割り当てたら、第 7 章『次の手順』を参照してください。
NAS コンテナ情報の収集
NAS コンテナを作成する前に、次の情報を入手、または決定してください。
• コンテナ名 — コンテナを識別します。コンテナ名は、PS Series グループ内で固有である必要があります。コ
ンテナ名は有効な UNIX ファイル名である必要があります。クライアントはこのコンテナ名を使って、コンテナ
上の NFS エクスポートにアクセスします。
• コンテナサイズ — コンテナの容量です。コンテナのサイズは、ユーザーの作業を中断することなく増加または
減少させることができます。
• スナップショット予約( オプション) — スナップショットの保存のために使用できるコンテナサイズの割合です。
スナップショット予約は、そのコンテナに割り当てられている NAS 予約容量から消費されます。したがって、
ユーザーデータとスナップショット は同じ NAS コンテナ容量について競合します。ただし、スナップショットより
もデータが優先されます。コンテナの容量が不足し始めると、スナップショット 予約から容量を取得します。
最も古いスナップショットが最初に削除されます。
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