Setup Guide
Table Of Contents

NAS クラスタのネット ワーク要件と推奨事項
NAS クラスタには、クライアント、SAN、および内部の 3 つのネットワークが含まれます。ネットワーク要件と推奨
事項は次のとおりです。
• ネットワーク管理者から IP アドレス を入手します。
• 内部ネットワーク、SAN ネットワーク、およびクライアントネット ワークには同じサブネットを使用 しないで
ください。
• Dell では、内部ネットワークをプライベートネットワークとすることをお勧めします。プライベートネットワークは
ローカルエリアネットワーク( LAN) によく実装されるネットワークで、プライベート IP アド レス空間を使用し、
RFC 1918 および RFC 4193 標準に準拠します。
クライアント ネット ワーク
クライアントネットワークでは、NAS サブシステム全体へのクライアントアクセス用に単一の仮想 IP アドレスを使
用します。コントローラは、どのコントローラがクライアント接続を受け入れ、セッションが終わるまでその接続をホ
ストし続けるかを決定します。
メモ: ルート環 境 で負 荷 バランシングのためにルーテッド ネットワークを使 用 する、またはクライアント VIP を使用 しよ
うと考 えている場 合 、『Dell EqualLogic Group Manager Administrator's Manual』( Dell EqualLogic Group
Manager 管 理 者 マニュアル) およびオンラインヘルプで設 定 手 順 を参照してください。
クライアントネットワーク要件は次のとおりです。
• NAS クラスタ名 — NAS クラスタにアクセスするためにクライアント が使用する固有の名前。
PS Series グループで DNS を使用している場合は、NAS クラスタ名および NAS クラスタ IP アド レスを手動
で DNS サーバーに追加する必要があります。
• NAS クラスタ IP アドレス — NAS クラスタによってホストされる CIFS 共有および NFS エクスポートにアクセス
するためにクライアントが使用する IP アドレス。
NAS クラスタの作成後、クライアントのサブネット間での適正な負荷バランシングを確保するため、クライア
ントネット ワーク設定を変更して、NAS クラスタ IP アド レスを追加することができます。
• NAS クラスタ ネットマスク — NAS クラスタ IP アドレスが属するサブネットを識別するマスク。
• NAS クラスタデフォルト ゲートウェイ — クライアントがサブネット 全体にアクセスすることを可能にするゲートウ
ェイ。クライアントネットワーク内のゲートウェイ IP は、正常なコントローラフェイルオーバーのため、有効およ
び到達可能な IP である必要があります。
• クライアントネットワーク用 NASコント ローラ IP アド レス – 内部およびメンテナンス操作用の IP アド レス。
NAS クラスタに追加する コント ローラそれぞれに 1 つの IP アドレスを指定します。
NAS クラスタを作成する際、クライアントネットワーク情報の入力を促すダイアログボックスで 自動入力 ボタン
をクリックし、各 NAS コントローラ用につき 1 つの IP アドレスを自動的に入力します。これは、NAS クラスタ
IP アドレスに基づいて行われます。
さらに、各ノード コント ローラには実在の固有 IP アド レスもあります。これらのアドレスは手動で設定する必
要があり、DHCP は使用できません。
24
Dell EqualLogic FS7600 取 り付 けおよびセット アップガイド 5 NAS クラスタ設 定