Deployment Guide
次のサービスとポートは、ドメイン上に存在するか VPN を介して接続されているクライアントによって、各サービスとの内部的な
通信に使用されます。Dell Technologies では、これらのサービスの一部をネットワーク外に転送しないことを、またはフロントエン
ド サーバー構成でサービスをデフォルトでフィルタリングすることをお勧めしています。ファイアウォールまたはルーティングの
構成で、内部ネットワークからバックエンド Security Management Server へのインバウンドとして、ポートが設定されている必要が
あります。
● Dell Security Server でホストされている管理コンソール:HTTPS/8443
● Dell Compliance Reporter から送信されてくるレポート:HTTP(S)/8084
メモ: このサービスは、デフォルトで無効になっています。代わりに、Dell Security Server によってホストされている管理コ
ンソールで使用可能な管理対象レポートを使用します。Dell Compliance Reporter の履歴レポートを有効にする方法について
は、KB 記事 SLN314792 を参照してください。
● Dell Core Server:HTTPS/8888
● Dell Device Server:HTTP(S)/8081
メモ: この従来のサービスは、8.x より前のバージョンの Dell Encryption クライアントでのみ必要です。すべてのクライアン
トが 8.0 以降の環境では、サービスを無効にしてもかまいません。
● キーサーバ:TCP/8050
● Dell Policy Proxy:TCP/8000
● Dell Security Server:HTTPS/8443
● Dell Security Server でホストされている証明書ベースの認証:HTTPS/8449
メモ: Windows Server オペレーティング システムにインストールされた Dell Encryption クライアント、またはサーバー モー
ドでインストールされたクライアントで、この機能が使用されます。このサーバー モードでのクライアントのインストール
に関する詳細については、『Dell Encryption Enterprise 詳細インストール ガイド』を参照してください。
インフラストラクチャ通信
● Active Directory、Dell Encryption TCP/389/636(ローカル ドメイン コントローラー)、TCP/3268/3269(グローバル カタログ)、
TCP/135/49125+(RPC)によるユーザー認証に使用
● E メール通信(オプション):25/587
● Microsoft SQL Server:1433(デフォルト ポート)
Microsoft SQL データベースの作成と管理
Dell サーバー データベースの作成:
次の手順はオプションです。データベースが存在しない場合、インストーラーはデフォルトでデータベースを作成します。Security
Management Server をインストールする前にデータベースをセットアップする場合は、次の手順に従って、SQL Management Studio
に SQL データベースと SQL ユーザーを作成してください。Security Management Server のインストール時に自動的に作成されたも
のでない場合、SQL データベースに対して適切な権限を設定するようにします。必要な権限のリストについては、ソフトウェア要
件に関する項を参照してください。
データベースを事前に作成する場合は、「既存データベースでのバックエンド サーバーのインストール」の手順に従ってください。
Security Management Server は、SQL 認証と Windows 認証の両方に対応しています。
メモ: SQL データベースまたは SQL インスタンスでサポートされているデフォルト以外の想定照合は、
「SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS」照合です。照合では、大文字と小文字を区別し、アクセントを区別する必要があります。
インストールの前提条件
前提条件は、Security Management Server のインストール時にデフォルトで、Windows Server オペレーティング システムにインス
トールされます。次の前提条件は、再起動の必要性を回避するため、Security Management Server をインストールする前にインス
トールしておくこともできます。
Visual C++再頒布可能パッケージのインストール
インストールされていない場合は、Visual C++ 2010、2013、2015(以降)の再頒布可能パッケージをインストールしてください。オ
プションで、Security Management Server インストーラーにこれらのコンポーネントのインストールを許可することができます。
メモ: Microsoft Visual C++再頒布可能パッケージをインストールすると、再起動が必要になる場合があります。
Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019 - https://support.microsoft.com/en-us/help/2977003/the-
latest-supported-visual-c-downloads
.NET Framework 4.5 のインストール
.NET Framework 4.5 は、Windows Server 2012 R2 以降では Server Manager の機能の一部としてプリインストールされています。
SQL Native Client 2012 のインストール
インストール前の設定 15