Install Guide
Key Server の設定
● 本項では、Security Management Server 使用時における Kerberos 認証 / 承認との使用のためにコンポーネントを設定する方法に
ついて説明します。Security Management Server Virtual は Key Server を使用していません。
Key Server は、ソケット上で接続されるクライアントをリスンするサービスです。クライアントが接続されたら、Kerberos API
を使用して、セキュア接続のネゴシエーション、認証、暗号化が行われます。セキュア接続がネゴシエーションできない場合、
クライアントが切断されます。
Key Server は、クライアントを実行しているユーザーがキーにアクセスできるかどうかを Security Server(以前の Device Server)
に確認します。このアクセスは、管理コンソールの個々のドメインを介して付与されます。
● Kerberos 認証 / 承認を使用する場合は、Key Server コンポーネントを装備しているサーバを対象ドメインに含める必要がありま
す。
● Security Management Server Virtual は Key Server を使用しないので、通常のアンインストールには影響しません。Security
Management Server Virtual に対してアクティブ化されている Encryption クライアントがアンインストールされると、Key Server
の Kerberos メソッドの代わりに、Security Server を通じた標準的なフォレンジックキーの取得が使用されます。詳細について
は、「コマンドラインアンインストール」を参照してください。
サービスパネル - ドメインアカウントのユーザーの追加
1. Security Management Server で、サービスパネル(スタート > ファイル名を指定して実行 > services.msc > OK)に移動します。
2. Key Server を右クリックし、プロパティ を選択します。
3. ログオン タブを選択し、このアカウント: オプションを選択します。
このアカウント:
ドメインアカウントユーザーを追加します。このドメインユーザーには、少なくとも Key Server フォルダのロ
ーカル管理権限が必要です。つまり、Key Server の config ファイルに加え、log.txt ファイルにも書き込むことができる必要があ
ります。
ドメインユーザーのパスワードを入力し確認します。
OK をクリックします。
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