Administrator Guide
リカバリ対象のコンピュータをターゲットディスクモードで起動します。システム環境設定の 起動ディスク ペインを起動し、
ターゲットディスクモード をクリックするか、またはこのコンピュータの再起動中に T キーを押してこれを実行できます。
メモ:
ファームウェアパスワード保護は、起動時に T キーを使用してターゲットディスクモードに入ることができないようにしま
す。ターゲットディスクモードの詳細については、Apple の http://support.apple.com/kb/HT1661 を参照してください。
ここで、お使いのハードウェアに応じて FireWire ケーブルまたは Thunderbolt ケーブルを使用し、リカバリ操作を実行するホス
トコンピュータにこのコンピュータを接続します。
8. Dell-Encryption-Enterprise-<version>.dmg をマウントします。
メモ:
Recovery Utility は、リカバリ対象のコンピュータにインストールされているクライアントソフトウェアのバージョンと同
じ、またはそれ以上のバージョンである必要があります。
9. リカバリが必要なボリュームまたはドライブを選択して、続行 をクリックします。
ドライブを選択すると、ドライブ上のすべてのボリュームが同時に復元されます。
10.(手順 6 で保存された)リカバリバンドルを選択して、開く をクリックします。
11. 閉じる をクリックします。
これで、Finder ウィンドウを開いて、通常のボリュームと同じように暗号化されたボリューム上のデータにアクセスできます。ファ
イルがボリューム間で転送される際に、すべてのデータが透過的に暗号化および復号化されます。
FileVault リカバリ
管理対象の FileVault 暗号化ボリュームのリカバリーは Apple によって規定されており、可能な部分は自動化されていますが、さら
にいくつかの手順が必要です。
Dell Recovery Utility は、ボリュームのマウントや復号化を支援するスクリプトを使用して Apple のリカバリツールの操作を簡素化し
ます。FileVault リカバリ機能は、Recovery HD にインストールされているオペレーティングシステムおよびペアリングされている対
象パーティションによって決定されます。
FileVault 暗号化ボリュームは、Mac OS X 10.9.5 以降が実行されているすべてのディスクドライブに書き込まれた Recovery HD パー
ティションからのみリカバリできます。この要件によって、リカバリ操作が Dell Recovery Utility から直接実行される可能性がなく
なります。
FileVault リカバリキーが個人リカバリキーなのか組織リカバリキーなのかに基づいて、2 通りのリカバリ方法が存在します。1 つの
有効なリカバリキーが常に存在します。個人リカバリー キーが存在する場合は、そのキーの最新のエントリーを使用することをお勧
めします。そのキーが機能しない場合は、組織リカバリキーチェーンを使用します。
• 個人リカバリキー - 既存の FileVault 暗号化は、Dell Server が管理します。リカバリバンドル内の最新のエントリに、RecoveryKey
エントリが含まれている場合は、「個人のリカバリキー」の手順に従います。RecoveryKey の例は次のとおりです。
RecoveryKey</key><string>C73W-CX2B-ANFY-HH3K-RLRE-LVAK</string>
• リカバリー キーチェーン(まれに使用される手順) - このリカバリー方法は、FileVault の組織リカバリー キーの使用に基づいて
います。
リカバリバンドル内の最新エントリに KeychainKey エントリが含まれている場合は、「リカバリキーチェーン」の手順に従いま
す。KeychainKey の例は次のとおりです。
KeychainKey</key><data>a3ljaAABAAAAA...
個人のリカバリキー
一般的には、起動ボリュームをリカバリーした後に、暗号化された他のボリュームをマウントしている非起動ボリュームをリカバ
リーするのがベスト プラクティスです。起動ボリュームを回復すると、通常非起動ボリュームの問題も修正されます。
前提条件
• 外部の起動可能ドライブ
• リカバリ対象のコンピュータのデバイス ID / 固有 ID。ほとんどの場合、所有者の名前を検索して、そのユーザー向けに暗号化さ
れたデバイスを表示することによって、管理コンソールでのリカバリ対象のコンピュータを見つけることができます。デバイス
ID または固有 ID のフォーマットは、「John Doe's MacBook.Z4291LK58RH」です。
• Dell インストールメディア
管理コンソール - リカバリバンドルの保存
1. 管理コンソールを開きます。
26 Encryption クライアントのタスク