Administrator Guide
Table Of Contents
- 暗号化リカバリーv11.0
- 目次
- リカバリを開始する前に
- Policy-Based 暗号化リカバリまたはファイル / フォルダ暗号化リカバリ
- Hardware Crypto Accelerator リカバリ
- 自己暗号化ドライブ(SED)リカバリ
- フルディスク暗号化リカバリ
- フルディスク暗号化と Dell Encryption のリカバリ
- PBA デバイスコントロール
- General Purpose Key のリカバリ
- BitLocker Managerリカバリ
- パスワードリカバリ
- Encryption External Media パスワードリカバリ
- 付録 A - リカバリ環境のダウンロード
- 付録 B - ブータブルメディアの作成
PBA デバイスコントロール
PBA デバイスコントロールは SED またはフルディスク暗号化で暗号化されたエンドポイントに適用されます。
PBA デバイスコントロールの使用
各エンドポイントに対する PBA コマンドは、PBA デバイスコントロールエリアで実行します。各コマンドには、優先度ランラン
キングがあります。実施キューにおいて、優先度が高いランクのコマンドが優先度の低いコマンドをキャンセルします。コマンド
の優先度ランキングのリストについては、リモート管理コンソールで ? をクリックすると表示される AdminHelp を参照してくださ
い。PBA デバイスコントロールは、リモート管理コンソールの[エンドポイントの詳細]ページで使用できます。
次のコマンドは、PBA デバイスコントロールで使用できます。
● ロック - PBA 画面をロックして、コンピュータへのユーザーのログインを防止します。
● ロック解除 - ロックコマンドを送信するか、ポリシーで許可された最大認証試行回数を超過すると、このエンドポイントにロ
ックされた PBA 画面のロックが解除されます。
● ユーザーを削除 - PBA からすべてのユーザーを削除します。
● ログインのバイパス - PBA 画面を 1 回バイパスして、認証を実行しなくても、ユーザーがコンピューターにログインすること
を許可します。PBA がバイパスされても、ユーザーは引き続き Windows にログインする必要があります。
● ワイプ - ワイプコマンドを暗号化済みドライブに対して実行すると、「工場出荷時の状態に復元」されます。ワイプコマンドを
使用すると、コンピュータを別の目的で使用したり、緊急時にコンピュータを消去して、データを永続的に復元不能にするこ
とができます。このコマンドを起動する前に、その実行が必要であることを確認してください。フルディスク暗号化の場合、
ワイプコマンドはドライブの暗号的消去を実行し、PBA が削除されます。SED の場合、ワイプコマンドはドライブの暗号的消
去を実行し、PBA に「デバイスがロックされています」と表示されます。SED を別の目的で使用するには、SED リカバリアプ
リを使用して PBA を削除します。
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