Deployment Guide
構成ガイド 21
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暗号化機能の構成
このセクションでは、暗号化機能を自由に制御する方法について説明します。
一時ファイル削除の防止
デフォルトでは、DDPE のインストールまたはアップグレード時に c:\windows\temp ディレクトリ内のすべての一時ファイ
ルが自動的に削除されます。一時ファイルの削除は初期暗号化スイープの前に実行され、一時ファイルの削除によって初期暗
号化が高速化されます。
しかし、\temp ディレクトリ内のファイル構成の維持を要求するサードパーティのアプリケーションが組織で使用されている
場合、この削除を防止する必要があります。
一時ファイル削除を無効にするには、レジストリ設定を次のように作成または変更します。
HKLM\SOFTWARE\CREDANT\CMGShield
DeleteTempFiles (REG_DWORD)=0
一時ファイルを削除しないと、初期暗号化時間が長くなることに注意してください。
オーバーレイアイコンの非表示
デフォルトでは、インストール中はすべての暗号化オーバーレイアイコンが表示されるように設定されています。次のレジス
トリ設定を使用して、最初のインストールの後、コンピュータ上のすべての管理対象ユーザーの暗号化オーバーレイアイコンを
非表示にすることができます。
レジストリ設定を次のように作成または変更します。
HKLM\Software\CREDANT\CMGShield
HideOverlayIcons (DWORD value)=1
ユーザー(適切な権限を持つ)が暗号化オーバーレイアイコンを表示するように選択した場合、その設定値はこのレジストリ
値より優先されます。
システムトレイアイコンの非表示
デフォルトでは、インストール中にシステムトレイアイコンは表示されます。次のレジストリ設定を使用して、最初のインス
トールの後、コンピュータ上のすべての管理対象ユーザーのシステムトレイアイコンを非表示にすることができます。
レジストリ設定を次のように作成または変更します。
HKLM\Software\CREDANT\CMGShield
HIDESYSTRAYICON (DWORD value)=1
スロットアクティベーション
スロットアクティベーションは、大量デプロイ中にサーバー負荷を軽減するために、Shield のアクティベーションを設定時間
周期にわたって拡張できる機能です。アクティベーション時間を円滑に分散するために、アクティベーションは、アルゴリズ
ムによって生成されたタイムスロットに基づいて延期されます。