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自己暗号化ドライブ(SED)リカバリ
SED リカバリでは、以下の方法を通して SED 上のファイルへのアクセスを回復することができます。
● ドライブの一回限りのアンロックを実施して、軌道前認証(PBA)を迂回します。
● アンロックして、ドライブから永続的に PBA を削除します。PBA が削除されると、シングルサインオンが機能しなくなりま
す。
○ リモート管理 SED クライアントで、PBA を将来再度有効化できるようにして PBA を削除するには、リモート管理コンソール
で製品を無効化する必要があります。
○ ローカル管理 SED クライアントで、PBA を将来再度有効化できるようにして PBA を削除するには、OS 内で製品を無効化す
る必要があります。
リカバリ要件
SED リカバリには、以下が必要です。
● リカバリ環境 ISO へのアクセス
● 起動可能な CD / DVD または USB メディア
リカバリプロセスの概要
メモ: リカバリを実行するには、BIOS 起動モードに応じて 64 ビットまたは 32 ビットのいずれかの環境が必要です。
障害が発生したシステムを回復するには、次の手順を実行します。
1. リカバリ環境を CD または DVD に書き込むか、起動可能な USB を作成します。「付録 A - リカバリ環境の書き込み」を参照して
ください。
2. リカバリファイルを入手します。
3. リカバリを実行します。
SED リカバリの実行
SED リカバリを実行するには、以下の手順に従います。
リカバリファイルの入手 - リモート管理の SED クライアント
リカバリファイルを入手します。
リカバリファイルは、リモート管理コンソールからダウンロードすることができます。Dell Data Security のインストール時に生成さ
れた <hostname>-sed-recovery.dat ファイルをダウンロードするには、次の手順に従います。
a. リモート管理コンソールを開き、左側のペインから、管理、データの回復 の順に選択して SED タブを選択します。
b. データの回復 画面のホスト名 フィールドに、エンドポイントの完全修飾ドメインネームを入力して 検索 をクリックします。
c. SED フィールドでオプションを選択します。
d. リカバリファイルの作成 をクリックします。
<hostname>-sed-recovery.dat ファイルがダウンロードされます。
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