Owners Manual
Trusted Platform Module
TPM(Trusted Platform Module)は、暗号化キーをデバイスに統合することによってハードウェアをセキュアにするために設計された専用マイクロプロセッ
サーです。ソフトウェアは
TPM を使用してハードウェア デバイスを認証できます。各 TPM チップには TPM の製造時に組み込まれた一意のシークレット
RSA キーがあるため、プラットフォーム認証処理を実行することができます。
本項では、TPM の取り付け、およびインテル TXT ユーザー向けの TPM の初期化について説明します。
TPM(Trusted Platform Module)のアップグレード
前提条件
1 「安全にお使いいただくために」に記載された安全ガイドラインに従ってください。
2 「システム内部の作業を始める前に」に記載の手順に従います。
メモ
:
• お使いのオペレーティング システムでインストールする TPM モジュールのバージョンがサポートされていることを確認してください。
• お使いのシステムに最新の BIOS ファームウェアがダウンロードされインストールされていることを確認してください。
• BIOS が UEFI 起動モードを有効にするように設定されていることを確認してください。
このタスクについて
注意
: 暗号化キーと共に TPM(Trusted Platform Module)を使用している場合は、プログラムまたはシステムのセットアップ中にリカバリキ
ーの作成を求められることがあります。お客様との協力の上で、このリカバリキーを作成し、安全に保管しておいてください。このシステム基板を
交換した場合、システムまたはプログラムの再起動時にリカバリキーを入力しないと、ハードドライブ上の暗号化されたデータにアクセスできま
せん。
注意: TPM プラグインモジュールを一度取り付けると、特定のシステム基板に暗号化されてバインドされます。取り付けた TPM プラグインモジ
ュールを取り外そうとすると、暗号化されたバインドが破壊され、再取り付けまたは他のシステム基板への取り付けができなくなります。
TPM の取り外し
1 システム基板の TPM コネクタの位置を確認します。
2 モジュールを押し下げたまま、TPM モジュールに同梱の安全トルクス 8 ビットを使用してネジを外します。
3 TPM モジュールをコネクタから引き出します。
4 プラスチック製リベットを TPM コネクタから押し出し、反時計回りに 90° 回してシステム基板から外します。
5 プラスチック製リベットをシステム基板上のスロットから引き出します。
TPM の取り付け
手順
1 TPM を取り付けるため、TPM のエッジコネクタを TPM コネクタのスロットの位置に合わせます。
2 プラスチック製のリベットがシステム基板のスロットに合うように、TPM を TPM コネクタに挿入します。
3 所定の位置に収まるまでプラスチック製のリベットを押します。
システムコンポーネントの取り付けと取り外し
105