Service Manual
表 46. メモリ装着ルール (続き)
プロセッサ 構成 メモリ装着 メモリ装着情報
着することが推奨され
ています。
通常、最適化装着順序では
デュアル プロセッサーに 8
個と 16 個の DIMM を取り
付けることはありません。
■ DIMM が 8 枚の場合:
A{6}、A{5}、A{2}、
A{1}、A{8}、A{7}、
A{4}、A{3}
■ DIMM が 16 枚の場合:
A{6}、B{6}、A{5}、
B{5}、A{2}、B{2}、
A{1}、B{1}、A{8}、B{8}、
A{7}、B{7}、A{4}、
B{4}、A{3}、B{3}
● 最初に白のリリースタブがついているソケットに、次に黒のリリースタブの順に、すべてのソケットに装着します。
● デュアルプロセッサ構成では、各プロセッサのメモリ構成は同一でなければなりません。
例えば、プロセッサー 1 のソケット A1 にメモリを装着した場合は、プロセッサー 2 のソケット B1 にもメモリを装着します。
● 不均衡または奇数のメモリー構成ではパフォーマンスが低下し、取り付けられているメモリー モジュールをシステムが特定でき
ない場合があるため、パフォーマンスを最適にするために、常に同一の DIMM を搭載したメモリー チャネルを同じように装着
します。
● 最小推奨構成は、各プロセッサーにつき同一のメモリー モジュールを 4 枚装着することです。AMD では、そのシステムのプロ
セッサーを 32 コア以下に制限することが推奨されています。
● パフォーマンスを最大にするには、同一のメモリー モジュールを各プロセッサーにつき一度に 8 枚(各チャネルに DIMM1 枚)
装着してください。
メモ: 同一のメモリー モジュールとは、同一の電気仕様と容量を持つ DIMM のことで、ベンダーは異なっている可能性があ
ります。
不均一メモリー アクセス(NUMA)を使用したメモリー インターリーブ
不均一メモリー アクセス(NUMA)はマルチプロセッシングで使用されるメモリー設計であり、メモリー アクセス時間は、プロセ
ッサーに関連するメモリーの場所によって異なります。NUMA では、プロセッサーは非ローカル メモリーよりも速く独自のローカル
メモリーにアクセスできます。
ソケットあたりの NUMA ノード数(NPS)は追加された新機能であり、ソケットごとにメモリー NUMA ドメインを構成できます。
1 個のドメイン全体(NPS1)、2 個のドメイン(NPS2)、または 4 個のドメイン(NPS4)で構成できます。2 ソケット プラットフ
ォームの場合は、システム メモリー全体を 1 個の NUMA ドメイン(NPS0)としてマッピングするために、追加の NPS プロファイ
ルを使用できます。NPSx のメモリー インターリーブの詳細については、このトピックの「メモリー インターリーブ実装ルール」の項
を参照してください。
NPSx の BIOS 実装
● BIOS セットアップ メニューでは、基礎となるモデル番号に基づいた適切な NPSx オプションが表示されます。現在の NPSx に
対する変更は、次回の起動時に有効になるように BIOS 以前のファームウェアに伝達されます。デフォルトの NPS 設定は 1 で
す。
● 起動中に、選択した NPSx オプションがモデル番号と一致しない(例:プロセッサーのモデル番号が再起動の間に変更された)
場合、システムは POST の最後で停止し、UEFI0388 メッセージが表示されます。次回の再起動時に、システムは NPS1 のデフ
ォルト設定に戻ります。
● 起動中に、メモリー構成が原因で現在の NPSx の優先インターリーブができない(例:メモリー装着が優先インターリーブと一致
しない)場合、BIOS で警告メッセージ UEFI0391 が表示されます。
メモ: UEFI0391 メッセージが表示されている場合、システムは機能しています。ただし、システムが最適なパフォーマンス
を発揮できるように構成されていない可能性があります。
NPS システムの最適化
最適なシステム構成は、プロセッサーのモデル、メモリー構成、および NPS 設定によって異なります。メモリー構成を、プロセッ
サーで使用可能な NPS 設定と一致させます。
76 システムコンポーネントの取り付けと取り外し