Owners Manual
表 9. メモリ動作モード (続き)
Memory Operating Mode(メモリ動作モード) 説明
シングル ランクのスペア モード シングル ランクのスペア モードでは、チャネルにつき 1 つのラ
ンクをスペアとして割り当てます。修正可能なエラーがランク
またはチャネルで過剰に発生した場合は、エラーによって修正
不能な障害が発生するのを防ぐため、オペレーティング システ
ムの実行中にエラーをスペア領域に移動します。各チャネルに
は、2 つ以上のランクを装着する必要があります。
マルチ ランクのスペア モード マルチ ランクのスペア モードでは、チャネルにつき 2 つのラン
クをスペアとして割り当てます。修正可能なエラーがランクま
たはチャネルで過剰に発生した場合は、エラーによって修正不
能な障害が発生するのを防ぐため、オペレーティング システム
の実行中にエラーをスペア領域に移動します。各チャネルに
は、3 つ以上のランクを装着する必要があります。
シングル ランクのメモリ スペアリングが有効になっている場
合、オペレーティング システムに使用できるシステムメモリは
チャネルごとに 1 ランク少なくなります。
たとえば、16 GB のデュアル ランク メモリ モジュールを 24 枚
使用するデュアル プロセッサー構成では、利用可能なシステム
メモリは 24(メモリ モジュール)× 16 GB = 384 GB とはなら
ず、3/4(ランク/チャネル)× 24(メモリ モジュール)× 16 GB
= 288 GB となります。
マルチ ランク スペアリングでは、乗数は 1/2 になります(ラン
ク/チャネル)。
メモ: メモリ スペアリングを使用するには、システム セッ
トアップの BIOS メニューで、この機能を有効にする必要が
あります。
メモ: メモリスペアリングは、マルチビットの修正不能なエ
ラーには対応できません。
デル耐障害性モード デル耐障害性モードが有効な場合は、BIOS によって耐障害性を
持つメモリ領域が作成されます。このモードは、この機能をサ
ポートする OS による、重要なアプリケーションのロード、また
は OS カーネルの有効化のための使用が可能で、システムの可用
性を最大化します。
最適化モード
このモードでは、使用するデバイス幅が x4 のメモリモジュールについてのみ Single Device Data Correction(SDDC)がサポートされ
ます。スロット装着に関する特定の要件はありません。
● デュアル プロセッサー:プロセッサー 1 からラウンド ロビン シーケンスでスロットを装着します。
メモ: プロセッサー 1 とプロセッサー 2 の装着は、一致させる必要があります。
表 10. メモリ装着ルール
プロセッサ 設定 メモリ装着 メモリ装着情報
シングルプロセッサ 最適化(独立チャネル)装
着順序
1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12
● DIMM は指定された順序で取り付ける必要が
あります。
● DIMM を奇数個装着することも可能です
メモ: DIMM が奇数であると、不安定なメ
モリ構成となり、パフォーマンスの低下に
つながる恐れがあります。パフォーマン
スを最適にするには、すべてのメモリ チ
ャネルに同一の DIMM を完全に同じよう
に装着することをお勧めします。
システム コンポーネントの取り付けと取り外し 71