Owners Manual
電源装置ユニット
電源装置ユニット (PSU) が内部にハードウェアコンポーネントが、システム内のコンポーネントに電源を供給します。
このシステムは、2 台の 750 W AC PSU をサポートします。
注意: 2 台の PSU が取り付けられている場合、両方の PSU ラベルは、EPP(拡張電源パフォーマンス)ラベルなど同じタイプ
である必要があります。同じ電力定格の PSU であっても、旧世代のストレージ システムの PSU の混在はサポートされていま
せん。PSU を混在させると、不整合な状態が生じたり、システムへの電源投入ができなくなったりします。
メモ: 同一の PSU が 2 台取り付けられている場合、電源装置の冗長性(1+1 – 冗長性あり、または 2+0 – 冗長性なし)はシステ
ム BIOS で設定されています。冗長モードでは、ホット スペアが無効の場合、システムへの電力供給は両方の PSU から同等に
行われます。ホット スペアが有効になっているときは、効率を最大限に高めるため、システムの使用率が低い場合には 1 台の
PSU がスリープ モードに切り替わります。
メモ: 2 台の PSU を使用する場合、最大出力電力が同じである必要があります。
ホットスペア機能
お使いのシステムではホット スペア機能がサポートされており、PSU(電源装置ユニット)の冗長性に関連する電力のオーバーヘ
ッドが著しく軽減されています。
ホット スペア機能を有効に設定すると、1 台の冗長 PSU がスリープ状態に切り替わります。アクティブな PSU がシステム負荷の
100%を支えるため、効率良く動作します。スリープ状態の PSU がアクティブな PSU の出力電圧を監視します。アクティブな PSU
の出力電圧が低下すると、スリープ状態の PSU が、アクティブな出力状態に戻ります。
1 台の PSU をスリープ状態にするよりも、両方の PSU をアクティブする方が効率的な場合は、アクティブな PSU でスリープ状態
の PSU をアクティブにできます。
デフォルトの PSU 設定は次の通りです。
● アクティブな PSU の負荷が PSU 定格電力ワット数の 50%を超えている場合、冗長 PSU はアクティブ状態に切り替えられま
す。
● アクティブな PSU の負荷が PSU 定格電力ワット数の 20%を下回った場合、冗長 PSU はスリープ状態に切り替えられます。
iDRAC 設定を使用してホット スペア機能を設定できます。
詳細については、www.dell.com/idracmanuals で Integrated Dell Remote Access Controller
ユ
ー
ザ
ー
ズ
ガイド
を参照してください。
電源装置ユニット ダミーの取り外し
前提条件
「安全にお使いいただくために」に記載された安全ガイドラインに従ってください。
手順
2 台目の電源ユニット(PSU)を取り付ける場合は、電源ユニット(PSU)ダミーを外側へ引いて、ベイから取り外します。
注意: 非冗長構成の場合は、システムの正常な冷却状態を維持するために、2 つ目の電源装置ユニット(PSU)ベイに電源装置
ユニット(PSU)ダミーを取り付ける必要があります。電源装置ユニット(PSU)ダミーは、2 台目の電源装置ユニット
(PSU)を取り付ける場合にのみ取り外してください。
システム コンポーネントの取り付けと取り外し 107