Administrator Guide
ストレージタイ
プ
詳細
DVD、その他の光学
メディア、またはリ
ムーバブルメディ
ア
バックアップを光学、またはリムーバブルメディアに保存する場合、回復できるのはボリューム全体のみで、
アプリケーションや個々のファイルを回復することはできません。さらに、空き容量が 1 GB 未満のメディア
へのバックアップはサポートされていません。
ローカルハードディ
スク
バックアップを内蔵ハードディスクに保存すると、次が可能になります。
● ファイル、フォルダ、アプリケーションおよびボリュームの回復。
● 使用するバックアップに重要なボリュームすべてが含まれている場合、システム状態およびオペレーティ
ングシステムのリカバリを実行。
ただし、ひとつ、または複数の重要なボリュームが存在する物理ディスクと同じディスクにバックアップが
あると、OS のリカバリは実行できません。
また、選択したローカルディスクが定期的バックアップの保存専用になっており、Windows Explorer で表示
されない場合も同じです。
外付けハードディ
スク
バックアップを外付けハードディスクに保存すると、次が可能になります。
● ファイル、フォルダ、アプリケーションおよびボリュームの回復。
● 使用するバックアップに重要なボリュームすべてが含まれている場合、システム状態およびオペレーティ
ングシステムのリカバリを実行。
● 防災のため、バックアップを現場外に簡単に移動。
定期的バックアップを外付けハードディスクに保存すると、ディスクはバックアップ保存専用になり、
Windows Explore には表示されません。
外付けハード ディスクを使用することにより、災害からの保護用にディスクをオフサイトに移動し、バック
アップの整合性を確保することができます。
NIC チーミング
LBFO(ロード バランシング/フェールオーバー)とも呼ばれる NIC チーミングは、Windows Storage Server 2016 の組み込み機能で
す。この機能は、ネットワーク アダプタのフォールト トレランスを可能にします。NIC チーミングでは、複数のネットワーク アダ
プタをチームとして連携させることができ、1 個の NIC に不具合が発生しても接続が失われることはありません。
組み込み NIC チーミングの利点は、すべての NIC で機能し、すべてのアダプタに管理ツール一式を提供することです。アウトバウ
ンドトラフィックは、ネットワークトラフィックの分散のための スイッチ非依存モード と スイッチ依存モード を使用することに
よって、利用可能なネットワークアダプタ全体に分散させることができます。
サーバーでの NIC チーミングの設定
サーバで NIC チーミングを設定するには、次の手順を実行します。
このタスクについて
メモ: Broadcom NIC が検出されたときは Broadcom Advanced Control Suite(BACS)、Intel NIC が検出されたときは Intel
PROSet ドライバがインストールされます。
メモ: Microsoft では、サーバーマネージャー に組み込まれた NIC チーミング機能を使用することをお勧めします。
手順
1. サーバーマネージャーを起動し、ローカルサーバーを選択します。
ローカルサーバーのプロパティが表示されます。
2. NIC チーミングの横にあるステータスをクリックします。
NIC チーミング ウィンドウが表示されます。
3. アダプターとインタフェース セクションに、チーミングできる利用可能なアダプタのリストが表示されます。
4. チームに追加するアダプタを選択します。右クリックして 新しいチームに追加 を選択します。
NAS システムの使い方 35