Administrator Guide
● パーティションの拡張および縮小—パーティションを Windows インタフェースから直接拡張および縮小することができます。
データ重複排除
データ重複排除は、サブファイル レベルで機能し、小さなチャンクへファイルをセグメント化することで、より少ない容量でより
多くのデータを保存します。この機能は、重複データを識別し、各データ チャンクの単一コピーを維持します。ファイルは圧縮さ
れ、システム ボリューム情報フォルダー内の特別なコンテナ ファイルに分類されます。
ボリュームを重複排除向けに有効化し、データを最適化した後、ボリュームには未最適化ファイル、最適化済みファイル、チャンク
ストア、および追加の空き容量が含まれます。
Windows Storage Server のデータ重複排除は、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)の展開で最適化されたリモート スト
レージをサポートします。VDI でのデータ重複排除は、ストレージ サブシステムの IO パフォーマンスを向上させ、その結果、一般
的なファイル サーバと VDI ストレージでの既存サブシステムの利用率が上がります。
メモ: データ重複排除は、Windows Storage Server 2008 で使用された SIS(シングル インスタンス ストレージ)を置き換えま
す。初めてデータ重複排除を使用する場合、または SIS を使用している環境から移行する場合の詳細については、
technet.microsoft.com/en-us/library/hh831454.aspx にある
デ
ー
タ重複排除の相互運用性
のセクションを参照してくださ
い。
メモ: サーバのセットアップ、データ重複排除の有効化、およびボリュームの最適化を行うには、technet.microsoft.com/en-
us/library/hh831434.aspx にある
デ
ー
タ重複排除のインスト
ー
ルと設定
のセクションを参照してください。
共有フォルダのシャドウコピーの有効化および設定
シャドウ コピーは、共有フォルダーの以前の内容を表示するために使用されます。デフォルト値を使用してボリューム上にある共
有フォルダーのシャドウ コピーを有効化した場合、午前 7 時、および正午にシャドウ コピーを作成するようにタスクがスケジュー
ルされます。デフォルトのストレージ領域は同じボリューム上にあり、そのサイズは使用可能容量の 10 パーセントです。
このタスクについて
共有フォルダの シャドウコピー は、ボリューム単位でしか有効化できません。ボリューム上でコピーする、またはコピーしない特
定の共有フォルダおよびファイルを選択することはできません。
メモ: シャドウコピーの作成は通常のバックアップを作成する代替にはなりません。
注意: ボリュームごとのシャドウコピーは 64 コピーに制限されています。この上限に到達、またはストレージ領域制限に到達
すると、最も古いシャドウコピーが削除されます。シャドウコピーが削除されると、そのシャドーコピーを回復することはで
きません。
手順
1. Server Manager を起動します。
2. Tools メニューから、Computer Management > Storage > Disk Management の順にクリックします。
ストレージコンソールの中央ペインに、システム上のボリュームのリストが表示されます。
3. ボリュームを右クリックして、プロパティ を選択します。
選択された <
ボリュ
ー
ム
> のプロパティウィンドウが表示されます。
4. Shadow Copies(シャドウコピー)タブをクリックします。
5. 共有フォルダの シャドウコピー を有効にするボリュームを選択し、有効 をクリックします。
6. 今すぐ作成 をクリックして、選択したボリュームのシャドウコピーを作成します。
7. ストレージの場所、容量の割り当て、およびスケジュールを変更するには、設定 をクリックします。
サーバのバックアップの実行
Windows Server バックアップは、お使いのシステムに取り付けられているサーバのための基本的なバックアップおよびリカバリ
タスクを実行するツール一式とウィザードを提供する機能です。ローカルまたはオンラインの場所にデータをバックアップできま
す。
NAS システムの使い方 33