Owners Manual
メモリミラーリング
メモリ ミラーリングはメモリ モジュールの信頼性に優れたモードであり、修正不能なマルチ ビットのエラーに対応する機能が向上
しています。ミラーリング構成では、使用可能なシステム メモリの総量は取り付けられた総物理メモリの 2 分の 1 です。取り付け
られたメモリの半分は、アクティブなメモリ モジュールのミラーリングに使用されます。修正不能なエラーが発生すると、システ
ムはミラーリングされたコピーに切り替わります。これにより、Single Device Data Correction(SDDC)とマルチビットの保護が確
保されます。
メモリモジュールの取り付けガイドラインは次のとおりです。
● メモリモジュールは、サイズ、速度、テクノロジが同一のものを取り付けてください。
● メモリ ミラーリングを有効にするには、CPU あたり 6 セットのメモリ モジュールを装着する必要があります。
表 8. メモリ装着ルール
プロセッサ 設定 メモリ装着 メモリ装着情報
シングル CPU オプティマイザ(独立チャネル)
の装着順序
1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12
奇数でもこの順序で装着します。
ミラー装着順序 {1、2、3、4、5、6}、{7、8、9、
10、11、12}
ミラーリングは、CPU あたり 6 また
は 12 の DIMM スロットでサポート
されます。
シングル ランク スペアの装着順
序
1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12
奇数でもこの順序で装着します。
チャネルあたり 2 つ以上のランク
が必要です。
マルチ ランク スペアの装着順序 1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12
奇数でもこの順序で装着します。
チャネルあたり 3 つ以上のランク
が必要です。
耐障害性メモリの装着順序 {1、2、3、4、5、6}、{7、8、9、
10、11、12}
CPU あたり 6 または 12 の DIMM ス
ロットでサポートされます。
デュアル CPU(CPU 1
を先に装着。CPU 1 と
CPU 2 は一致する必要
がある)
最適化されたメモリ(独立チャネ
ル)の装着順序
C1{1}、C2{1}、C1{2}、C2{2}、
C1{3}、C2{3}...
CPU あたり奇数の DIMM スロット
が許可されています。
ミラーリング装着順序 C1{1、2、3、4、5、6}、C2{1、
2、3、4、5、6}、C1{7、8、9、
10、11、12}、C2{7、8、9、10、
11、12}
ミラーリングは、CPU あたり 6 また
は 12 の DIMM スロットでサポート
されます。
シングル ランク スペアリングの
装着順序
C1{1}、C2{1}、C1{2}、C2{2}、
C1{3}、C2{3}...
CPU あたりの数が奇数でもこの順
序で装着します。チャネルあたり 2
つ以上のランクが必要です。
マルチ ランク スペアの装着順序 C1{1}、C2{1}、C1{2}、C2{2}、
C1{3}、C2{3}、C1{4}、C2{4}、
C1{5}、C2{5}...
CPU あたりの数が奇数でもこの順
序で装着します。チャネルあたり 3
つ以上のランクが必要です。
耐障害性メモリの装着順序 C1{1、2、3、4、5、6}、C2{1、
2、3、4、5、6}、C1{7、8、9、
10、11、12}、C2{7、8、9、10、
11、12}
CPU あたり 6 または 12 の DIMM ス
ロットでサポートされます。
メモリモジュールの取り外し
前提条件
1. 「安全にお使いいただくために」に記載された安全ガイドラインに従ってください。
2. 「システム内部の作業を始める前に」の手順に従います。
3. エアフロー カバーが取り付けられている場合は、取り外します。
4. 中間ドライブ トレイが取り付けられている場合は、取り外します
警告: システムの電源をオフにした後にメモリ モジュールを冷却できるようにします。メモリ モジュールはカードの両端を持
って取り扱い、メモリ モジュールのコンポーネントまたは金属製の接触部には触らないようにしてください。
84 システムコンポーネントの取り付けと取り外し