DELL EMC OpenManage Server Update Utility バージョン 18.11.00 November 2018 Rev.
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目次 章 1: OpenManage Server Update Utility について.............................................................................. 5 主な特徴と機能.................................................................................................................................................................... 5 本リリースの新機能.............................................................................................................................................................6 対応オペレーティングシステム..............................
一時フォルダの削除....................................................................................................................................................20 H661 ファームウェアのアップデート...................................................................................................................... 20 RAC 仮想メディアの使い方.......................................................................................................................................20 SUU ディレクトリ名での特殊文字の使用.......................................
1 OpenManage Server Update Utility について OpenManage Server Update Utility は、アップデートを識別してシステムに適用するために ISO で使用できるアプリケーションです。 SUU は DVD ベースのアプリケーションではなくなりました。ISO を USB ドライブ、またはネットワークドライブにコピーしてくだ さい。 SUU を使用すると、Dell PowerEdge システムをアップデートしたり、SUU をサポートするシステムに使用できるアップデートを表 示したりすることができます。SUU はお使いのシステムに現在インストールされているコンポーネントのバージョンを、『Dell PowerEdge Server Update Utility』メディアに収録されているコンポーネントのバージョンと比較します。SUU は、バージョンの比較 レポートを表示し、コンポーネントをアップデートするための多様なオプションを提供します。 メモ: 管理者権限(Microsoft Windows の場合)または root 権限(Linux の場合)のあるユーザーの
表 1.
○ オペレーティングシステム ○ 公共機関向けソリューション ○ 保守ツール ○ サポート ○ ユーティリティ ○ 仮想化ソリューション 4.
2 グラフィカルユーザーインタフェースモードにつ いて グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)は、比較およびアップデート実行のためのインタラクティブなアプローチを提供しま す。 GUI を使って、以下のことができます。 • • • システムによってインベントリされたデバイスバージョン、適用 DUP バージョン、およびアップデートが必要なデバイスを示 すシステム比較レポートの表示。 アップグレード、ダウングレード、またはシステムセットアップデートを実行する。 SUU 内の全プラットフォームの対応コンポーネントを表示するためのリポジトリの参照。 トピック: • • • • • • • • • GUI モードでの SUU の起動 必須条件エラーメッセージ ソフトウェア必須条件エラーの修正 ハードウェア必須条件エラーの修正 比較レポート システムコンポーネントのアップグレード システムコンポーネントのダウングレード システムコンポーネントのアップデート アップデートエラー GUI モードでの SUU の起動 SUU は、ネットワーク上の場所、または SUU ISO がマウントされている場所から実行するこ
Your system does not meet the required prerequisites for installing the DELL OpenManage software component. Therefore, the row for the software component is disabled in the Comparison Report. Click Continue to update the applicable hardware components. ハードウェア必須条件エラーメッセージ Prerequisite Failure Message: Your system does not meet the required prerequisites for some of the hardware component(s). Therefore, all the rows for the hardware component(s) are disabled in the Comparison Report.
比較レポート SUU は、システムにインストールされたコンポーネントのバージョンと、リポジトリ内にある使用可能なバージョンとを比較して、 その結果を 比較レポート に表示します。比較レポート に表示されるフィールドは次のとおりです。 選択 - コンポーネントを選択します。 状態 - 状態をアイコンとして表示し、各アイコンは、アップグレード、ダウングレード、前提条件アップデートのみ、前提条件 および相互必要条件の両方、相互必要条件のみ、といった異なる状態を示します。 重要性 - アップデートの重要性を示します。 パッケージ名 - インベントリからパッケージ名を表示します。 コンポーネント - コンポーネントの名前を表示します。 タイプ - インベントリから、リストされているデバイスのタイプを表示します。 現在のバージョン - システムの現在のバージョンを表示します。 最新バージョン - リポジトリにある、アップデートされる予定の最新使用可能バージョンを表示します。 前提条件 - 適用する必要がある前提条件のリストを表示します。 相互必要条件 - デバイスに適用する、相互必要条件のリストを表示します。これらはオプ
表 3. 比較レポートの機能 (続き) タスク Action 列の並べ替え 列を並べ替えるには、列名をクリックします。 メモ: 列は昇順または降順に並べ替えられます。 レポートのエクスポート レポートをエクスポートするには、レポートのエクスポート を クリックします。 メモ: レポートは .csv、.html、または .
システムコンポーネントのアップデート SUU は、システムにインストールされているコンポーネントを、リポジトリ内の利用可能なコンポーネントのバージョンと比較し ます。システム内のコンポーネントのバージョンがリポジトリのバージョンよりも新しい場合は、SUU で比較レポートの右上隅に ある アップデート ボタンが有効になります。 コンポーネントを 1 回のセッションでアップグレード / ダウングレードするには、次の手順を実行します。 1. システムセットアップデートの有効化 を選択します。 SUU は ダウングレードの有効化 を無効にし、アップグレード が アップデート に変わります。アップデート可能なすべてのコ ンポーネントが、比較レポートで選択されます。 2. アップデート ボタンをクリックします。 アップデートするコンポーネントのリストを含む アップデートの確認 ダイアログボックスが表示されます。 3.
3 コマンドラインインタフェースモードについて コマンドラインインタフェース(CLI)モードでは、比較およびアップデートを実行するために、コマンドプロンプトからコマンド を使用することが可能になります。 DSU ルートディレクトリから、CLI モードでの SUU を実行します。ネットワーク共有の場所から SUU を実行している場合は、DSU ISO の内容を共有ディレクトリにコピーし、この共有ディレクトリから CLI を実行してください。 CLI を使って、以下のことができます。 • • 比較およびアップデートの実行。コマンドのリストについては、「CLI コマンドのリスト」を参照してください。 アップデート進行状況の表示。 トピック: • • CLI モードでの SUU の起動 CLI コマンドのリスト CLI モードでの SUU の起動 SUU は、SUU ISO がマウントされているディレクトリから実行することができます。複数システムでのコンポーネントのアップ デートを CLI モードで実行するには、次の手順を実行します。 1.
表 4.
4 Server Update Utility とその他コンポーネント との統合 SUU と他のコンポーネントと統合する可能性には、次のようなものがあります。 • • • SUU と OpenManage Essentials との統合 Repository Manager を使用したカスタム SUU の作成 SUU のエクスポート トピック: • • • SUU と OpenManage Essentials との統合 Repository Manager を使用したカスタム SUU の作成 SUU のエクスポート SUU と OpenManage Essentials との統合 OpenManage Essentials は、企業ネットワーク内のシステム、デバイス、およびコンポーネントの包括的な表示を提供するハードウ ェア管理アプリケーションです。システムおよびその他デバイスのためのウェブベースの 1 対多システム管理アプリケーションで ある OpenManage Essentials では、次が可能です。 • • • • • システムの検出およびインベントリ システム正常性の監視 システムアラ
6. 必要なプラグインをインストールするには、ここをクリックしてプラグインをインストール リンクをクリックします。 インストールには数分かかる場合があります。 7. プラグインのダウンロードが完了したら、レポート ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスを閉じます。 8. 最新のプラグインがインストールされたら、インストールされたプラグインのバージョンが表示されます。次へ をクリックしま す。 9. フォルダを参照 ダイアログボックスで、ローカルドライブ上の ISO ファイルの保存先として指定するフォルダを選択し、OK を クリックします。 10. Finish(終了)をクリックします。 11. 承諾 をクリックして、セキュリティ警告を承諾します。 メモ: 別のサイトまたは Web ページからダウンロードの実行を試行し、セキュリティ警告が表示されたら、ファイルを受 け入れます。ファイルの信憑性を確認するためのファイルの 名前、発行元、証明の種類、および 有効期限 がウィンドウに 表示されます。 12.
メモ: 複数のアップデートコンポーネントがバンドル内の同じデバイスに対して適用可能な場合、Repository Manager は カスタム SUU 内の最新バージョンのコンポーネントのみを維持します。この他のすべての重複コンポーネントはバンドル から削除されます 9.
5 既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ) 本項では、SUU に関する既知の問題と、よくあるお問い合わせ(FAQ)について説明します。 トピック: • • 既知の問題 よくあるお問い合わせ(FAQ) 既知の問題 SUU における既知の問題には、次のようなものがあります。 Red Hat Enterprise Linux 7.2 オペレーティングシステムで SUU GUI を開くことができません SUU GUI が Red Hat Enterprise Linux 7.2(64 ビット)オペレーティングシステムで起動できない場合、次の操作を実行します。 • ターミナルで次のコマンドを実行します。 • ○ #echo -e "Section \"Device\"\nIdentifier \"Device0\"\nOption \"SWCursor\" \"True \"\nEndSection" > /etc/X11/xorg.conf.d/xorg.conf コマンドの完了時に内容が次のとおりであるか確認します。 ○ ○ ○ ○ ○ • #cat /etc/X11/xorg.conf.
64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシス テムにおける DUP の失敗 64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムで DUP の実行に失敗した場合、以下の RPM を手動でインストールし ます。 • • • • • • compat-libstdc++-33.i686 libstdc++-4.4.4-13.el6.i686 libxml2.i686 libXp.i686 libXtst.i686 nss-softokn-freebl-3.12.9-11.el6.
PERC ファームウェアのアップデート システムに複数の PERC(PowerEdge Expandable RAID Controller)カードがインストールされている場合、すべての PERC カードの ファームウェアをアップデートするには、SUU アップデートを複数回実行する必要があります。1 回目の SUU アップデートで PERC カードのアップデートに失敗しても、複数回のアップデートを実行することによりすべてのカードをアップデートすることができま す。 コントローラでアップデート以外のプロセス(整合性チェック、バックグラウンド初期化(BGI)など)が実行されていると、PERC アップデートパッケージが失敗する可能性があります。アップデートパッケージを実行する前に、このようなプロセスが実行中でな いことを確認してください。 同じセッションでのシステムインベントリの再起動 var または tmp フォルダに十分な空き容量がない場合、SUU で、同じセッション内のシステムインベントリを再起動することはで きません。 Linux で、var または tmp フォルダに十分な空き容量がない場合、SUU に
RAC DUP パッケージの実行 デルの第 12 世代以降の PowerEdge サーバでは、Remote Access Controller(RAC)DUP パッケージ(RAC 4/P または RAC 4/i)の実 行中に SUU を起動すると、DUP パッケージのアップデートが停止します。この問題を解決するため、SUU は RAC DUP パッケージ のアップデート完了後にのみ実行してください。 よくあるお問い合わせ(FAQ) Linux システムで suu -c を実行すると、「インベントリコレクタの実行に問題があります」というエラーが表示されます。このエラ ーの原因と修正方法を教えてください。 SUU のサブコンポーネントであるインベントリコレクタには、システムに libstdc++-libc6.2-2.so.3 共有ライブラリが必要です。 サポートされている Red Hat Enterprise Linux のバージョンを実行している場合は、compat-libstdc++ RPM を RedHat.
SUU を実行できず、「SUU ログシステムでエラーが発生しました。ディスク容量が不足しています」というメッセージが表示され ます。 SUU の実行中は、ログディレクトリ <%システムドライブ%>:\dell\suu(Windows オペレーティングシステムを実行しているシス テム)および /var/log/dell/suu(Linux オペレーティングシステムを実行しているシステム)に、10 MB 以上の空き容量があるこ とを確認してください。また、ログファイルを異なるディレクトリに保存することもできます。詳細に関しては、SUU コマンドラ インオプションを参照してください。 22 既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ)