Users Guide
SUU アップデートの一環として、バックプレーンファームウェアのアップデートが必要です。フラッシュのアップデート中にオペレーティングシステムがバックプレー
ンにクエリを発行して、バックプレーンが応答しない場合、オペレーティングシステムはデバイスが危険な方法で取り外されたと解釈します。バックプレーンフ
ァームウェアのアップデート後、新しいデバイスが追加されたことを示すメッセージが表示されます。
SUU の GUI を使用してアップデートを実行すると、サーバーオブジェクトがツリーに表示されない原因をユーザーガイドで調べるようにというメッセ
ージが表示されます。
アップデートを実行するには、サポートされているシステムで SUU を実行している必要があり、正しいユーザーアクセス権を持っている必要があります。詳
細に関しては、
Windows を実行しているシステムでは管理者権限を持っている必要があり、Linux を実行しているシステムではルート権限を持っている
必要があります。サポートされているサーバとオペレーティングシステムのリストは、dell.com/openmanagemanuals で、『Dell Systems Software サポー
トマトリックス
』を参照してください。
SUU を実行しているとき、比較レポートが表示されず、システムをアップデートできないのは、なぜですか?
Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムで SUU を実行するには、ローカル管理者権限が必要です。ローカル管理者権限を取得する
には、ローカル管理者グループに属しているか、ローカル管理者アカウントを使用している必要があります。Linux を実行しているシステムでは、ルート(ユ
ーザー
ID:0)ユーザーのみが比較レポートを表示してアップデートを実行できます。
SUU と同時に DUP を実行しようとすると、「インベントリの処理が指定のタイムアウト時間を超えました」というメッセージが表示されます。なぜで
すか
?
SUU と同時に別の DUP を実行すると、予期しない結果につながることがあります。SUU は DUP をバックグラウンドで実行します。したがって、DUP を別
に実行しないでください。SUU か DUP のどちらか一方を実行し、両方を同時に実行しないでください。
SUU を開始できません。他の SUU インスタンスが実行されていないにもかかわらず、「SUU の別のインスタンスがすでに実行されています」という
メッセージが表示されます。
Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、Windows タスクマネージャを開き、アプリケーション タブをクリックして、SUU が実行され
ているかどうかを確認します。Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、ターミナルを開き、ps -eaf | grep suu コマンドを入力して、
SUU が実行されているかどうかを確認します。SUU が実行されている場合は、アプリケーションを終了し、SUU を再起動します。SUU の他のインスタン
スが実行されていない場合は、何らかの理由で SUU が突然シャットダウンした可能性があります。この場合は、ロックファイルが作成されています。
Windows オペレーティングシステムが稼動するシステムでこれらのロックファイルを削除するには、<%システムドライブ%>:\dell\suu ディレクトリに移動
し、suu.lck ファイルを削除します。Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムでロックファイルを削除するには、chattr -i suu.lck rm -f
suu.lck
コマンドを実行します。これによりログディレクトリ(/var/log/dell/suu)からロックファイルが削除されます。
SUU を使用してアップデートした後、OpenManage Server Administrator を開始できません。
SUU を使用して OpenManage Server Administrator をアップデートした後、OpenManage Service Administrator の一部のサービスを実行できない
場合があります。システムを再起動してから、
OpenManage Server Administrator を開始してください。
SUU を使用して BIOS のバージョンをアップデートできません。
TCG 1.2 準拠の信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)チップを搭載したシステムでは、次の場合、SUU と DUP を使用して BIOS をアップデート
できません。
• Microsoft Windows BitLocker ドライブ暗号化機能が有効になっている。
• 信頼済みプラットフォームモジュール機能が(BIOS を使用して)起動前測定で オン に設定されている。
メモ: TPM のセキュリティ設定については、
Dell OpenManage Server Administrator
オンラインヘルプまたは dell.com/
openmanagemanuals
の『
Dell OpenManage Server Administrator
ユーザーズガイド』を参照してください。
SUU を実行できず、「SUU ログシステムでエラーが発生しました。ディスク容量が不足しています」というメッセージが表示されます。
SUU の実行中は、ログディレクトリ <%システムドライブ%>:\dell\suu(Windows オペレーティングシステムを実行しているシステム)および /var/log/
dell/suu
(Linux オペレーティングシステムを実行しているシステム)に、10 MB 以上の空き容量があることを確認してください。また、ログファイルを異なる
ディレクトリに保存することもできます。詳細に関しては、SUU コマンドラインオプションを参照してください。
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既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ)