Users Guide

機能と機能性
Dell EMC PRO Pack:
物理および仮想インフラストラクチャの正常性を継続的に監視することで、Microsoft Hyper-V プラットフォームを実行している PowerEdge システム
PRO 管理を行います。
Operations Manager および VMM と連動して、電源装置の冗長性の喪失、しきい値を上回る高温度、システムストレージのバッテリエラー、仮想
ディスクの不具合などのイベントを検知します。
Dell EMC PRO Pack でサポートされるイベントの詳細については、「アラートとリカバリ処置」を参照し
てください。
監視下のハードウェアが異常な状態に変わると、PRO Tip を生成します。
VM のライブ移行を、ダウンタイムなしで実行します。詳細については、「VM ライブ移行」を参照してください。
Dell EMC PRO Pack のデフォルトのリカバリ処置を上書きします。詳細については、「リカバリ処置の上書き」を参照してください。
PRO Tip で提供されている解決処置を実行して、ダウンタイムを最小限に抑えます。解決処置は次の 2 つです。
制限 このモードでは、メンテナンスタスク完了までの間、サーバーに新しい VM を一時的に設置できなくするように設定することをお勧めします。
Restrict and migrate:制限して移行: このモードでは、サービスの中断を防ぐため、実行中のすべての VM を正常ではないサーバから正常
なサーバに移行させることが推奨されます。詳細については、「回復処置の実行」を参照してください。
PRO Tip の管理について
本項では、Dell EMC Server PRO Pack での通常のセットアップと、PRO Tip 管理に関連するイベントの流れについて説明します。
1. コンポーネントの相互作用
この図では、PowerEdge システムのグループが管理下システムとなっており、2 つの PowerEdge システムが Operations Manager VMM をホストする
管理ステーションとなっています。OMSA は、異常状態への移行を検知すると、該当する重要度付きアラートを発行します。Dell EMC Server PRO
Pack
は、同じアラートについて PRO を監視します。Dell EMC Server PRO Pack OMSA アラートを、その解決処置と共にマッピングします。
次の表は、PRO Tip 管理で発生するイベントの順序を示しています。
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はじめに