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PRO Tip の管理について
本項では、Dell EMC Server PRO Pack での通常のセットアップと、PRO Tip 管理に関連するイベントの流れについて説明します。
図 1. コンポーネントの相互作用
この図では、PowerEdge システムのグループが管理下システムとなっており、2 つの PowerEdge システムが Operations Manager と
VMM をホストする管理ステーションとなっています。OMSA は、異常状態への移行を検知すると、該当する重要度付きアラートを
発行します。Dell EMC Server PRO Pack は、同じアラートについて PRO を監視します。Dell EMC Server PRO Pack は OMSA アラー
トを、その解決処置と共にマッピングします。
次の表は、PRO Tip 管理で発生するイベントの順序を示しています。
表 1. シーケンス番号とイベント
シーケンス番
号
イベント
1 ホストの Operations Manager エージェントが、OMSA によって生成された警告、エラー、または障害の警告を検
出します。
2 アラートが Operations Manager に送られます。
3 Operations Manager コンソールにアクティブな PRO アラートが表示されます。アラートは Active Alerts(アクテ
ィブなアラート) に表示されます。
4 Operations Manager は、アラートとそれに関連付けられている PRO Tip ID を VMM に通知します。
5 VMM の PRO Tip ウィンドウに、該当するエントリとそのリカバリ処置が表示されます。
6 PRO Tip を実行して、管理下システムでのリカバリ処置を有効にします。すなわち、管理下システムを 制限 モー
ドにするか、制限して移行 モードにします。
7 VMM は、リカバリ処置が正常に完了したことを Operations Manager に通知します。
8 正しく実装された後、VMM コンソールが PRO Tip のステータスを 解決済み として表示します。
9 PRO Tip が VMM PRO Tip ウィンドウから消えます。
10 Operations Manger から PRO Active アラートが消えます。
イベントおよび関連するリカバリ処置の種類の詳細については、「アラートとリカバリ処置」を参照してください。
6 はじめに