Users Guide
イベントの自動解決は、次のように分類できます。
● 問題から問題 - 1 つの問題イベントが別の問題イベントを解決します。たとえば、温度センサーは、警告しきい値を超えたとき
に警告イベントを送信します。アクションがない場合、特定の時間が経過すると、同じセンサーは重要イベントを超えたときに
重要イベントを送信します。この場合、警告イベントは存在しないため、警告イベントの重要性はありません。そのため、警
告イベントは確認され、コンソールには重要イベントだけが表示されます。
● 問題から解決 — 1 つの解決イベントまたは正常イベントが問題イベントを解決します。たとえば、温度センサーは、警告しき
い値を超えたときに警告イベントを送信します。管理者が適切なアクションを実行すると、同じセンサーが、特定の時間が経過
すると、解決イベントまたは通常イベントを送信します。この場合、警告イベントは存在しないため、警告イベントの重要性
はありません。そのため、警告イベントは確認され、コンソールには通常イベントだけが表示されます。
この機能は、iDRAC-WS-MAN で検出されたサーバでのみ使用できます。デフォルトでは、イベント自動解決 は 無効 に設定されて
います。イベント自動解決の有効化 タスクを使用して、この機能を有効にします。タスク、イベント自動解決の有効化、および イ
ベント解決の無効化 は、Dell EMC > Dell EMC Feature Management Dashboard > Dell EMC サーバおよびラック型ワークステー
ション監視(ライセンス対象) > Dell EMC 監視機能タスク で実行できます。
容量計画
Dell サーバ容量チェック のユニット監視を使用して、サーバの使用率が設定された容量しきい値を超えたかどうかを監視できま
す。Dell サーバ容量チェック のユニット監視では、各サーバの最後の 1 日のシステムまたは CUPS の平均使用率が、設定されて
いる容量しきい値と比較して監視されます。このユニット監視はデフォルトで 無効 に設定されています。Dell サーバ容量チェ
ック のユニット監視を有効にするには、「Dell サーバ容量チェックのユニット監視を有効にする」を参照してください。
最小しきい値は 1 で、最大しきい値は 99 です。デフォルトのしきい値は 60 です。しきい値は、1 ~ 99 の範囲内で設定できます。
指定した範囲以外のしきい値を指定すると、そのしきい値はデフォルト値にリセットされます。
最後の 1 日のシステムまたは CUPS の平均使用率が設定されたしきい値を超えると、サーバごとに警告イベントが生成されます。
最後の 1 日のシステムまたは CUPS の平均使用率が設定されたしきい値内に戻ると、警告イベントが自動的に解決されます。
警告アラートの詳細は、監視 > Dell EMC > Dell EMC アラートビュー > Dell EMC サーバおよびラック型ワークステーションアラー
トビュー の下にある アラート詳細ペイン に表示されます。
Dell サーバ容量チェック のユニット監視から取得した正常性状態は、監視 > Dell > Dell EMC 状態ビュー > Dell EMC サーバおよ
びラック型ワークステーションアラート(ライセンス対象) > Dell サーバ容量しきい値チェック の下で確認できます。また、ダイ
アグラムビュー で Dell サーバ オブジェクトの下にコンポーネント Dell サーバ容量しきい値チェック を表示することもできます。
メモ: デフォルトでは、状態ビュー の Dell サーバ容量しきい値チェック 列は無効になっています。
容量計画機能では、1 日あたりの平均システム使用率の傾向を示すパフォーマンスグラフも提供されます。
容量計画機能のパフォーマンスグラフを表示するには、次の手順を実行します。
1. 監視 > Dell EMC > Dell EMC パフォーマンスおよび電源監視ビュー > Dell EMC システム基板使用状況ビュー > システム全体の
使用率(%) とクリックします。
2. 目的の Dell EMC デバイスの カウンタ 列の下にある 容量チェックシステム基板の平均システム使用率(最終日) を選択し、必
要な値の時間範囲を選択します
。
収集されたデータは、選択した Dell EMC デバイスについて図形式で表示されます。
この機能は、Dell EMC サーバおよびラック型ワークステーション監視(ライセンス対象)機能の iDRAC および iSM の両方の方法で
検出されたサーバで使用できます。
Dell サーバ容量チェックのユニット監視の有効化
本項では、Dell サーバ容量チェックのユニット監視を有効にする方法について説明します。
Dell サーバ容量チェックのユニット監視を有効にするには、次の手順に従います。
1. Operations Manager コンソール を起動して、オーサリング をクリックします。
2. 管理パックオブジェクト > 監視 をクリックし、次を検索: フィールドで Dell サーバ容量チェック を検索します。
3. エンティティ正常性 > 可用性 とクリックします。
4. Dell サーバ容量チェック を右クリックし、上書き > 監視の上書き > クラスの全オブジェクト:Dell サーバ容量しきい値チェッ
ク を選択します。
上書きプロパティ 画面が表示されます。
5. 有効 を選択し、上書き値 を True に設定します。
80 Dell EMC OMIMSSC でサポートされる監視機能