Install Guide
デバイス モニタリングのためのプロキシ MS と
拡張性のシナリオ
この章では、プロキシ MS の概要と、監視対象デバイスの高い拡張性を実現するためのプロキシ MS の OMIMSSC アプライアンス
の管理について説明します。
トピック:
• プロキシ MS の概要
• サポートされる拡張性での導入シナリオを使用した管理サーバおよびプロキシ MS の設定計画
• プロキシ MS の DellProxyMSGroup への追加および Dell プロキシ MS と OMIMSSC の同期
プロキシ MS の概要
プロキシ MS は、Windows Server オペレーティング システムで実行される仮想マシンであり、Microsoft System Center Operations
Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration(バージョン 7.1 以降)用に導入されました。これにより、監視、パフォーマンス メ
トリック、および SNMP アラートのワークフローが管理サーバーからオフロードされるため、管理グループ内で監視されるデバイス
数が拡張されます。管理サーバとプロキシ MS は同じドメイン内にあります。プロキシ MS は Operations Manager コンソールで、
エージェント管理対象の Windows コンピュータとして検出されます。プロキシ MS の使用方法の詳細については、「プロキシ MS
の DellProxyMSGroup への追加および Dell プロキシ MS と OMIMSSC の同期」を参照してください。
Dell EMC Server Management Pack バージョン 7.0 では、5 台の管理サーバで構成された管理グループを使用する場合、拡張可能モー
ドで監視できるのは最大 600 台のデバイスです。プロキシ MS が導入された Dell EMC OMIMSSC バージョン 7.1 以降では、監視対
象デバイスをさらに拡張することが可能で、数千以上のノードを含めることができます。詳細については、「サポートされる拡張性
での導入シナリオを使用した管理サーバおよびプロキシ MS の設定計画」を参照してください。
メモ: プロキシ MS は、Operation Manager 2016 以降でのみサポートされます。
メモ: OMIMSSC アプライアンスを適切に機能させるには、プロキシ MS の設定が必須です。
サポートされる拡張性での導入シナリオを使用した
管理サーバおよびプロキシ MS の設定計画
Dell EMC デバイスの検出は、Operations Manager コンソールおよび Dell EMC OMIMSSC コンソールで行えます。Dell EMC
OMIMSSC の各インスタンスは、デバイスの検出と監視について 1 つの管理グループ(MG)だけをサポートします。
環境に必要な導入シナリオに従って、管理サーバとプロキシ MS を設定できます。
表 8. Operations Manager 2012 R2 の導入シナリオ
監視モード デバイス数 管理サーバの数
拡張性
<=600 MS、DB、および管理サーバの最小ハードウェアで
の推奨数として、ネットワークデバイス数 をサイ
ジングガイドに記載されている 2000 に設定しま
す。
メモ: この設定はデバイス数の列に示される
Dell デバイスを監視するために必要です。
詳細
<=120 MS、DB、および管理サーバの最小ハードウェアで
の推奨数として、ネットワークデバイス数 をサイ
ジングガイドに記載されている 2000 に設定しま
す。
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