Owners Manual
す。「5U84 エンクロージャ システム—前面方向 、p. 9」および「5U84 エンクロージャ システム—背面方向 、p. 9」を参照し
てください。
これらの同一のシャーシのフォーム ファクターはサポート対象の拡張エンクロージャに使用されますが、コントローラー モジュール
ではなく、I/O モジュールと一緒に使用されます。
2U12 および 2U24 エンクロージャは、シングルまたはデュアルコントローラー モジュール構成をサポートしますが、5U84 エンクロ
ージャは、デュアルコントローラー モジュール構成のみをサポートします。パートナー コントローラー モジュールに障害が発生した
場合、ストレージ システムはフェールオーバーし、冗長性が回復するまでシングル コントローラー モジュールで実行されます。2U
エンクロージャの場合、動作中にエンクロージャ内に十分な通気を確保するため、コントローラー モジュールをスロット A に取り付
け、コントローラー モジュールまたはコントローラーのダミーをスロット B に取り付ける必要があります。5U84 エンクロージャの
場合、コントローラー モジュールをスロット A とスロット B の両方に取り付ける必要があります。
デュアルコントローラー構成へのアップグレード
スロット B で 2 台目のコントローラー モジュールを追加することにより、2U シングルコントローラー モジュール構成をアップグ
レードすることができます。
コントローラー モジュール A でホスト I/O 要件の処理を続行しながら、コントローラー モジュール B を追加することができます。
ただし、I/O アクティビティが少ないまたはないメンテナンス時間中に、構成の変更をスケジュールすることをお勧めします。
コントローラー モジュール B をエンクロージャに挿入してもデータは影響を受けませんが、実行前に、完全なデータ バックアップ
を行うことをお勧めします。
メモ:
● コントローラー モジュール B が挿入されると、冗長性設定が Single Controller から Active-Active ULP(統合 LUN
プレゼンテーション)に自動的に変更されます。手動で変更する必要はありません。
● PFU(パートナー ファームウェア アップグレード)が有効になっている場合、コントローラー モジュール B を追加すると、
システムは 2 台目のコントローラー モジュールのファームウェアを自動的にアップデートし、1 台目のコントローラー モジ
ュールのファームウェア バージョンと一致するようにします。
1. 次の CLI コマンドを入力して、冗長性が Single Controller Mode として構成されていることを確認します。
show advanced-settings
この手順では、コントローラー モジュール A が欠落としてコントローラー モジュール B を報告していないことを確認します。
2. スロット B からコントローラー ダミーを取り外します。
3. 両手でコントローラー モジュールをつかみ、ラッチを開いた状態にして、スロット B に挿入できるようにモジュールの向きと位
置を合わせます。
4. コントローラー モジュールが水平になるようにし、エンクロージャに可能な限り深く挿入します。
コントローラー エンクロージャが部分的にしか装着されていないと、最適なパフォーマンスの妨げになります。コントローラー
モジュールが完全に装着されていることを確認してから続行します。
5. ラッチを手で閉じて、モジュールを所定の位置にセットします。
ラッチ ハンドルによりコントローラー モジュールがミッドプレーンの背面にあるコネクターに固定されると、カチッという音が
聞こえます。
6. ケーブルを接続します。
7. コントローラー モジュール B にホスト ポートをマッピングします。
2 台目のコントローラの取り外し
コントローラ モジュール B を取り外して、シングルコントローラ構成に戻すには、次の手順で行います。
1. コントローラ モジュール B をシャットダウンします。
2. コントローラー モジュールをエンクロージャから取り外します。
3. 次の CLI コマンドを入力して、冗長性設定を Single Controller Mode に変更します。
#set advanced-settings single-controller
4. スロット B にコントローラ ダミーを取り付けます。
6 ストレージ システム ハードウェア