Owners Manual
表 27. イベントの説明と推奨される対応策 (続き)
番号 重大度 説明/推奨される対応策
● イベントをログに記録したコントローラーを再起動します。問題が解決しない場合は、コント
ローラー モジュールを交換します。
566 情報 DDR ポートのいずれかが、5 分以上ビジーです。
このイベントは、短いデータ ブロックの処理中のスピード補正によって発生します。システムは動
作しますが、I/O パフォーマンスが低下します。
推奨される対応策:
● 何も対処する必要はありません。
568 情報 ディスク グループには物理セクター サイズ ディスクが混在します(たとえば、同じディスク グル
ープに 512n と 512e ディスクがあります)。
このイベントは、ユーザーが一致しないセクター形式を持つディスクまたはディスク グループとは
別のセクター形式を持つグローバル スペアの交換品を選ぶと発生します。これにより、一部のワー
クロードのパフォーマンスが低下する可能性があります。
推奨される対応策:
● 何も対処する必要はありません。
569 警告 ポートに対する SAS ホスト ケーブルの不整合が検出されました。示された代替 PHY が無効化され
ています。
たとえば、ファンアウト(展開)ケーブルはコントローラー モジュールのホスト ポートに接続され
ていますが、ポートは標準の SAS ケーブルを使用するように設定されています。または、その逆に
なっています。
推奨される対応策:
● 接続されたケーブルを使用するには、CLI の「set host-parameters」コマンドを使用して、適切な
ケーブル タイプを使用するようにポートを設定します。
● それ以外の場合は、ポートで使用するように設定されたタイプのケーブルに交換します。
● 問題が解決した場合は、同じコードを持つイベントが解決済みの重大度とともに記録されます。
解決済み 以前に検出された、ポートに対する SAS ホスト ケーブルの不整合が解決されました。
適切なケーブル タイプが接続されています。
推奨される対応策:
● 何も対処する必要はありません。
571 エラー 割り当てられたスナップショットの領域が、仮想プールの設定された割合上限を超えました。
スナップショットの領域制限ポリシーがスナップショットを削除するように設定されている場合
は、スナップショットの領域使用率が設定された上限を下回るまで、スナップショットの保持優先
設定にしたがって、システムはスナップショットの削除を開始します。それ以外の場合は、スナッ
プショットが手動で削除されるまで、システムはスナップショットに一般的なプール領域を使用し
ます。ストレージ使用率がしきい値を下回ると、イベント 572 が記録されます。
推奨される対応策:
● スナップショットの領域上限ポリシーが通知のみで設定されている場合は、すぐにスナップシ
ョット領域の使用率を削減するか、ストレージ容量を追加する手順を実行する必要があります。
● スナップショット領域ポリシーが削除するよう設定されている場合は、システムはスナップシ
ョット領域を自動的に削減し、削除できるスナップショットがない場合はイベント 573 が記録
されます。
警告 割り当てられたスナップショット領域が、スナップショット領域の高いしきい値を超えました。
高いしきい値の設定は、プールのスナップショット領域が上限に近い状態であることを示していま
す。しきい値の設定は、プールが設定されたスナップショット領域の大部分を使用しており、監視
が必要であることを示すためのものです。ストレージの使用率が任意のしきい値を下回ると、イベ
ント 572 が記録されます。
推奨される対応策:
● 不要になったスナップショットを削除して、スナップショット領域の使用率を減らします。
142 イベントおよびイベント メッセージ