Deployment Guide
● 仮想レプリケーションの場合に、既存ボリュームのレプリケーション先をプライマリー システムまたはセカンダリー システムの
ピア上のプールとするには、次の手順を実行します。
1. セカンダリー システムのポート アドレスを特定します。
CLI を使用し、セカンダリー システムで show ports コマンドを実行します。
2. 次のいずれかの方法で、セカンダリー システムのポートにプライマリー システムから到達できることを確認します。
○ show ports コマンドで出力させたポート アドレスを使用して、プライマリー システムで CLI コマンドの query peer-
connection を実行します。
○ PowerVault Manager の[レプリケーション]トピックで、アクション]>[クエリー ピア接続を選択します。
3. ピア接続を作成します。
ピア接続を作成するには、CLI コマンドの create peer-connection を使用するか、PowerVault Manager の[レプリケーショ
ン]トピックで、[アクション]>[ピア接続作成]を選択します。
4. 仮想レプリケーション セットを作成します。
レプリケーション セットを作成するには、CLI コマンドの create replication-set を使用するか、PowerVault Manager
の[レプリケーション]トピックで[アクション]>[レプリケーション セット作成]を選択します。
5. レプリケートを実行します。
レプリケーションを開始するには、CLI コマンドの replicate を使用するか、PowerVault Manager の[レプリケーション]
トピックでアクション]>[複製を選択します。
● PowerVault Manager を使用して、ストレージ システムのイベント ログを監視して、エンクロージャー関連のイベント情報を確
認し、推奨されるアクションがあるかを特定します。
メモ: これらの手順は、レプリケーション セットアップの概要をまとめたものです。レプリケーション セットアップの詳細に
ついては、次のマニュアルを参照してください。
● レプリケーションのセットアップと管理の手順については、『Dell EMC PowerVault ME4 Series Series Storage System
Administrator’s Guide』を参照してください。
● レプリケーションのコマンドと構文については、『Dell EMC PowerVault ME4 Series Storage System CLI Guide』を参照してく
ださい。
メモ: コントローラ モジュールのファームウェアは、レプリケーションに使用されるすべてのシステムで互換性がなければなり
ません。
レプリケーション セットアップの診断手順
PowerVault Manager を使用した仮想レプリケーション用のメニュー ナビゲーションを、次の項の表に示します。
メモ: SAS コントローラー エンクロージャは、レプリケーションをサポートしていません。
レプリケーション機能は正常に使用できますか?
表 26. レプリケーション セットアップの診断:レプリケーション機能の使用
回答 考えられる理由 アクション
あり システムは正常に機能していま
す
処置の必要はありません。
無 レプリケーションに使用してい
る各システムで、レプリケーショ
ン機能をサポートした互換性の
あるファームウェア リビジョン
が実行されていません。
仮想レプリケーションに使用する各システムで、次の操作を実行します。
● [System]トピックで、Action > Update Firmware の順に選択します。
Update Firmware パネルが開きます。[Update Controller Modules]タブ
に、各コントローラーにインストールされているファームウェアのバージ
ョンが表示されます。
● 必要に応じて、コントローラー モジュールのファームウェアをアップデー
トし、他のシステムとの互換性を確保します。
● 互換性のあるファームウェアの詳細については、『Dell EMC PowerVault
ME4 Series Storage System Administrator’s Guide』のファームウェア アッ
プデートに関するトピックを参照してください。
レプリケーションのためのケーブル接続 97