Deployment Guide
● システムの電源サイクルを行う
● 電源コードが正しく接続されていることを確認し、それが接続されている電源ソースをチェックする
● エラーのイベントログをチェックする
エンクロージャ ID の修正
拡張エンクロージャが接続されたシステムを取り付ける場合、エンクロージャ ID が、物理的なケーブル接続順序と一致しないこと
があります。この問題は、かつて別の構成のエンクロージャに接続されていたコントローラが以前のエンクロージャ ID を保持しよ
うとする場合に発生します。
この状態を修正するには、両方のコントローラが稼働していることを確認し、PowerVault Manager または CLI を使用して再スキャ
ンを実行します。再スキャンによってエンクロージャの並べ替えが行われますが、エンクロージャ ID が修正されるまでには最大 2
分かかる場合があります。
メモ: 拡張エンクロージャ ID の順序変更は、デュアルコントローラ モードにのみ適用されます。コントローラの障害によりコン
トローラが 1 台しか使用できない場合は、手動で再スキャンしても、拡張エンクロージャ ID の順序変更は行われません。
● PowerVault Manager を使用して再スキャンを実行するには、
1. 両方のコントローラーが正常に動作していることを確認します。
2. [System]システムタブで、Action をクリックし、Rescan Disk Channels を選択します。
● CLI を使用して再スキャンを実行するには、次のコマンドを入力します。
rescan
ホスト I/O
ディスク ドライブおよび接続の障害のトラブルシューティングを行うときには、データ保護のための予防措置として、影響を受け
るディスク グループに対するすべてのホストからの I/O を停止します。
データのバックアップを定期的なスケジュールで実行すると、データ保護のための追加の予防措置として役立ちます。『Dell EMC
PowerVault ME4 Series Storage System Owner’s Manual』の「Stopping I/O」を参照してください。
ハードウェア障害の対処
故障したモジュールを取り外す前に、同じタイプの交換用モジュールがあることを確認します。『Dell EMC PowerVault ME4 Series
Storage System Owner’s Manual』の「Module removal and replacement」を参照してください。
メモ: エンクロージャ システムに電源が入っている状態でいずれかのモジュールを取り外した場合は、直ちに交換してくださ
い。いずれかのモジュールが数秒間以上欠落している状態でシステムを使用すると、エンクロージャが過熱して電源障害が起
こり、データ損失を引き起こす可能性があります。そのような方法で使用すると、製品の保証が無効になる可能性があります。
メモ: 「電気的安全性 、p. 8」に記載されているように、モジュールとコンポーネントを扱う際には、適切な/従来の ESD に関す
る安全上の注意事項に従ってください。ミッドプレーン コンポーネント、モジュール コネクタ、リード線、ピン、露出してい
る回路との接触を避けてください。
ホスト側の接続障害の切り分け
通常の動作中では、コントローラ モジュールのホスト ポートがデータ ホストに接続されている場合、そのポートのホスト リンクの
ステータス/リンク アクティビティ LED は緑色になります。I/O アクティビティがあると、ホスト アクティビティ LED は緑色に点
滅します。データ ホストがストレージ システムにうまくアクセスできないが具体的な障害の特定やイベントログへのアクセスが
できないという場合には、次の手順を使用します。この手順には、計画的なダウンタイムが必要となります。
メモ: 一度に複数のステップを実行しないでください。一度に複数の変数を変更すると、トラブルシューティング プロセスが
複雑になる場合があります。
ホスト側接続のトラブルシューティング CNC ポート編
下記の手順は、8/16 Gb/秒 FC、または 10 GbE iSCSI ホスト インターフェイス ポートにスモールフォームファクター プラグ可能(SFP
+)トランシーバ コネクタを備えたコントローラ エンクロージャに適用されます。
88 トラブルシューティングと問題解決