Deployment Guide
コントローラーごとに 2 つのポートを FC として設定し、2 つのポートを iSCSI として設定する
2 つのポートを FC として設定し、2 つのポートを iSCSI として設定するには、各コントローラで次の手順を実行します。
1. [Welcome]パネルで、System Settings を選択し、Ports タブをクリックします。
2. [ホスト ポスト モード]リストで、FC-and-iSCSI を選択します。
メモ: ポート 0 とポート 1 が FC ポートです。ポート 2 とポート 3 が iSCSI ポートです。
3. FC ポート固有のオプションを設定します。
● Speed オプションを適切な値に設定してホストと通信します。または、[auto]に設定して適切なリンク速度を自動でネゴ
シエートします。速度の不整合は、ポートとホストの間の通信を妨げます。速度の設定は、既知の速度をポートに強制使用
させる必要がある場合のみ行うようにしてください。
● FC 接続モードを、ポイントツーポイントまたは自動のいずれかに設定します。
○ point-to-point:Fibre Channel ポイントツーポイント。
○ auto:検出された接続タイプに基づいてモードを自動的に設定します。
4. iSCSI ポート固有のオプションを設定します。
表 5. iSCSI ポート固有のオプション
IP アドレス IPv4 または IPv6 では、ポートの IP アドレスです。各コントローラの対応するポートについて、一方の
ポートを 1 つ目のサブネットに割り当て、もう一方のポートを 2 つ目のサブネットに割り当てます。ス
トレージ システムの各 iSCSI ホスト ポートにそれぞれ異なる IP アドレスが割り当てられていることを
確認します。たとえば、IPv4 を使用しているシステムでは次の例のようになります。
● コントローラ A ポート 2:10.10.10.100
● コントローラ A ポート 3:10.11.10.120
● コントローラ B ポート 2:10.10.10.110
● コントローラ B ポート 3:10.11.10.130
ネットマスク IPv4 の場合は、割り当てられたポートの IP アドレスのサブネット マスク。
ゲートウェイ IPv4 の場合は、割り当てられたポートの IP アドレスのゲートウェイ IP アドレス。
デフォルト ルーター IPv6 の場合は、割り当てられたポートの IP アドレスのデフォルト ルーター。
5. パネルの[詳細設定]セクションで、すべての iSCSI ポートに適用するオプションを設定します。
● 認証(CHAP)を有効にします。チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコルの使用を有効または無効にします。このパネル
で CHAP を有効または無効にすると、[Configure CHAP]パネルの設定がアップデートされます(Action > Configure CHAP
の順に選択することによって、[ホスト]トピックで利用可能です)。CHAP はデフォルトで無効になっています。
● リンク速度
○ 自動:適切な速度を自動でネゴシエーションします。
○ 1 Gb/s:この設定は 10 Gb/秒の HBA には適用されません。
● ジャンボ フレームを有効にする:ジャンボ フレームのサポートを有効または無効にします。100 バイトのオーバヘッドを考
慮すると、通常のフレームに 1400 バイトのペイロードを含むことができ、ジャンボ フレームには大量のデータ転送用に最大
8900 バイトのペイロードを含むことができます。
メモ: ジャンボ フレームの使用は、データ パス内のすべてのネットワーク コンポーネントでジャンボ フレームのサポー
トが有効になっている場合にのみ成功します。
● iSCSI IP バージョン:IP の値がインターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)またはバージョン 6(IPv6)フォーマットの
どちらを使用するか指定します。IPv4 は 32 ビット アドレスを使用します。IPv6 は 128 ビット アドレスを使用します。
● iSNS を有効にする:指定されたインターネット ストレージ ネーム サービス サーバへの登録を有効または無効にします。こ
れにより、名前から IP アドレスへのマッピングが提供されます。
● iSNS アドレス:iSNS サーバの IP アドレスを指定します。
● 代替 iSNS アドレス:代替 iSNS サーバの IP アドレス(別のサブネット上でも可)指定します。
注意: IP 設定を変更すると、データ ホストでストレージ システムへのアクセスができなくなることがあります。
6. 次のいずれかの手順を実行してください。
● 設定を保存してシステムの設定を続行するには、適用をクリックします。
● 設定を保存してパネルを閉じるには、適用して閉じるをクリックします。
確認パネルが表示されます。
7. 変更を保存するには OK をクリックします。それ以外の場合ははいをクリックします。
システムとストレージのセットアップの実行 41