Deployment Guide
メモ: 横に赤のアスタリスクが付いているタブには、必須の設定が含まれています。
3. 設定を保存し、[システム設定]を終了して、[ようこそ]パネルに戻ります。
4. ストレージのセットアップをクリックして、ストレージのセットアップ ウィザードにアクセスし、プロンプトに従ってシステム
のプロビジョニングを開始し、ディスク グループとプールを作成します。ストレージのセットアップ ウィザードの使用の詳細に
ついては、「ストレージ セットアップの設定 、p. 42」を参照してください。
5. 設定を保存し、[ストレージのセットアップ]を終了して、[ようこそ]パネルに戻ります。
6. ホストのセットアップをクリックして、ホストのセットアップ ウィザードにアクセスし、プロンプトに従ってシステムのプロ
ビジョニングを続け、ホストを接続します。
詳細については、ホスト システムの要件 、p. 44 を参照してください。
システムの設定
[System Settings]パネルには、システムを迅速に設定するためのオプションが用意されています。
パネル左側にあるタブをクリックして、オプション間を移動します。隣に赤いアスタリスク記号が付いているタブは必須の項目で
す。変更内容を適用して保存するには、Apply をクリックします。変更内容を適用してパネルを閉じるには、Apply and Close を
クリックします。
Dell EMC は、少なくとも次の設定を変更するよう推奨しています。
● コントローラーのネットワーク ポートの設定 、p. 36
● システム通知の設定 、p. 38
● SupportAssist と CloudIQ の設定 、p. 38
● ホスト ポート設定の変更 、p. 39
コントローラーのネットワーク ポートの設定
固定 IP アドレス パラメーターをネットワーク ポート向けに手動設定することもできますし、IP アドレスの自動設定を指定すること
も可能です。IP アドレスは、DHCP(IPv4 の場合)または Auto(IPv6)を使用して自動設定できます。これには、DHCPv6 や SLAAC
が使用されます。
メモ: ガイド付きセットアップにアクセスする際にデフォルトの 10.0.0.2/10.0.0.3 アドレスを使用した場合、ネットワーク上に
複数の ME4 Series アレイが存在しているのであれば、IP の競合を避けるためにこれらの IPv4 アドレスの変更を検討してくだ
さい。
IP 値を設定するときは、コントローラごとに IPv4 または IPv6 のいずれかの形式を選択できます。また、各コントローラに異なる
アドレス指定モードおよび IP バージョンを設定し、それらを同時に使用することもできます。たとえば、コントローラ A の IPv4 を
Manual に設定して固定 IP アドレスを有効化し、コントローラ B の IPv6 を Auto に設定して自動 IP アドレスを有効化するという設
定も可能です。
DHCP モードを使用する場合、システムは DHCP サーバ(使用できる場合)からネットワーク ポート IP アドレス、サブネット マス
ク、およびゲートウェイの値を取得します。DHCP サーバが使用できない場合、現在のアドレスは変更されません。DHCP サーバー
上でのバインディングのリストなど、どのアドレスが割り当てられたかを決定する何らかの手段を持っている必要があります。自
動モードを使用すると、アドレスは DHCP とステートレス アドレス自動設定(SLAAC)の両方から取得されます。DNS の設定はネ
ットワークからも自動的に取得されます。
各コントローラは工場出荷時に次のようにデフォルト IP 設定されています。
● IP アドレス ソース:手動
● コントローラ A の IP アドレス:10.0.0.2
● コントローラ B の IP アドレス:10.0.0.3
● IP サブネット マスク:255.255.255.0
● ゲートウェイ IP アドレス:10.0.0.1
ストレージ システムで DHCP が有効な場合、次の初期値が設定されます。システムが DHCP サーバーにアクセスして新しいアドレ
スを取得できるようになるまでは、その設定が保持されます。
● コントローラの IP アドレス:169.254.x.x(x.x の値はコントローラのシリアル番号の最下位 16 ビット)
● IP サブネット マスク:255.255.0.0
● ゲートウェイ IP アドレス:10.0.0.0
169.254.x.x のアドレス(ゲートウェイ 169.254.0.1 を含む)がプライベート サブネット上にあり、そのサブネットが未設定のシステ
ム用に予約されている場合、アドレスはルーティングできません。このため、DHCP サーバーはアドレスの再割り当てができず、2
36 システムとストレージのセットアップの実行