Deployment Guide
コマンドライン インターフェイス(CLI)ポート
とシリアル ケーブルを使用したネットワーク ポ
ートの IP アドレスの設定
各コントローラー モジュールの固定 IP アドレスを、手動で設定できます。または、IP アドレスは、ダイナミック ホスト構成プロト
コル(DHCP)サーバーとの通信を介して、両方のコントローラーに自動的に設定するように指定できます。
DHCP モードでは、ネットワーク ポートの IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイは、DCHP サーバーから取得されます。
DHCP サーバーを使用できない場合、現在のネットワーク アドレスは変更されません。コントローラー モジュールに割り当てられて
いるアドレスを確認するには、DHCP サーバー上のバインド リストを使用します。
DHCP を使用してネットワーク ポートの IP アドレスを設定しなかった場合は、コマンドライン インターフェイス(CLI)とシリア
ル ケーブルを使用して手動で設定できます。コントローラー モジュールには、3.5 mm ステレオ プラグの CLI ポートと、付属の 3.5
mm/DB9 シリアル ケーブルを使用して接続できます。または、汎用ミニ USB ケーブル(同梱されていません)と USB CLI ポートを
使用することもできます。ミニ USB ケーブルの使用を計画している場合は、通信用の USB CLI ポートを有効にする必要がありま
す。
コントローラー モジュール A とコントローラー モジュール B のネットワーク ポートは、次のデフォルト値で設定します。
● ネットワーク ポートの IP アドレス:10.0.0.2(コントローラー A)、10.0.0.3(コントローラー B)
● IP サブネット マスク:255.255.255.0
● ゲートウェイ IP アドレス:10.0.0.1
デフォルトの IP アドレスがネットワークと互換性がない場合は、コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、各ネット
ワーク ポートの IP アドレスを設定する必要があります。
メモ: ミニ USB コマンドライン インターフェイス(CLI)ポートとケーブルを使用している場合は、「ミニ USB デバイス接続 、
p. 108」を参照してください。
● Windows を実行中のホストコンピューターを使用している場合は、「USB ドライバの取得 、p. 109」の説明に従って、コマン
ドライン インターフェイス(CLI)ポート用の USB デバイス ドライバーをダウンロードしてインストールします。Windows
10 または Windows Server 2016 以降を実行しているホストコンピューターを使用している場合は、このタスクをスキップし
ます。
● Linux を実行中のホストコンピューターを使用している場合は、「Linux ドライバー 、p. 109」の説明に従って USB ポートを準
備します。
次の手順で
説明されているコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドを使用して、各コントローラー モジュールのネット
ワーク ポートに IP アドレスを設定します。
メモ: 新しい IP アドレスが設定されている場合、PowerVault Manager を使用して、アドレスを必要に応じて変更できます。IP
アドレスの変更は、必ずネットワーク設定の変更より前に行ってください。
1. ネットワーク管理者から、コントローラー A とコントローラー B の IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ アドレスを
入手します。
2. 提供されている 3.5 mm/DB9 シリアル ケーブルを、シリアル ポートを搭載したホストコンピューターからコントローラー A の
3.5mm ステレオ プラグ CLI ポートに接続します。または、ホストコンピューターから汎用ミニ USB ケーブルをコントローラー A
の USB コマンドライン インターフェイス(CLI)ポートに接続します。
次の図に示されているように、ミニ USB コネクターを USB コマンドライン インターフェイス(CLI)ポートに差し込みます。
D
コマンドライン インターフェイス(CLI)ポートとシリアル ケーブルを使用したネットワーク ポートの IP アドレスの設定 105