Administrator Guide
ドライブ スピン ダウン機能の変更
DSD 機能では、システム エンクロージャ内のディスク アクティビティをモニタリングし、非アクティブの回転ディスクをスピン
ダウンしてエネルギーを節約します。非 ADAPT リニア ディスク グループの DSD を有効または無効にし、ディスク グループのディ
スクと専用のスペアが自動的にスピン ダウンした後の非アクティブ期間を設定できます。
1. [プール]トピックで、変更するディスク グループのプール テーブルからプールを選択します。
メモ: プールに関する詳細情報を確認するには、テーブルのプールの上にカーソルを置きます。表示される[プール情報]
パネルの詳細については、プールの表示を参照してください。
2. [関連ディスク グループ]テーブルでディスク グループを選択します。
3. アクション>ディスク グループの変更を選択します。
[ディスク グループの変更]パネルが開きます。
4. ディスク グループ名を変更するには、新規の名前フィールドに新しい名前を入力します。
ディスク グループ名は大文字と小文字を区別し、最大 32 バイトです。システム内にすでに存在する名前や次の文字を含む名前
は使用できません。" , < \
5. デュアルコントローラー システムのディスク グループにコントローラーを割り当てるには、「所有者」リストからコントローラー
を選択します。
メモ: ディスク グループの名前および/またはコントローラーのみを変更する場合は、[OK]をクリックします。次のステッ
プに進む必要はありません。
6. ディスク グループのドライブ スピン ダウンを有効にするには、ドライブ スピン ダウンの有効化チェック ボックスをオンにし
ます。
7. ディスク グループにおいて使用可能なディスクとグローバル スペアが自動的にスピン ダウンした後の非アクティブ期間を設
定するには、ドライブ スピン ダウンの遅延フィールドに分数を入力します。
最大値は 360 分です。デフォルトは 15 分です。
8. 変更 をクリックします。
ディスク グループの変更が開始されます。
9. ディスク グループの変更が完了したら、OK をクリックします。
ディスク グループを削除する
単一のディスク グループを削除したり、複数のディスク グループを選択して 1 回の操作で削除したりできます。ディスク グループ
を削除することにより、プールも削除できます。プール内のすべてのディスク グループを削除すると、関連付けられたプールの自
動削除がトリガーされます。
プールのすべてのディスク グループにボリュームが割り当てられている場合、削除を選択すると、確認パネルでプールとそのすべ
てのボリュームが削除されることをユーザーに警告します。リニア プールはプールごとに 1 個のディスク グループしか設定できな
いため、これはリニア ディスク グループの場合にいつも当てはまります。
仮想プールが SSD だけで構成されているのでない限り、仮想プールに複数のディスク グループとデータを含む少なくとも 2 個のボ
リュームがある場合は、ディスク グループに含まれるボリューム データをプール内の他のディスク グループへ移動することにより、
システムはディスク グループを空にして削除しようとします。すべてではなく、1 個以上のディスク グループを仮想プールから削
除する場合、次の結果が発生する可能性があります。
• 他のディスク グループに選択したディスク グループのデータ用のスペースがない場合、削除操作はすぐに失敗し、メッセージが
表示されます。
• ボリューム データを他のディスク グループにドレーンするスペースがある場合は、ドレーンの開始を伝えるメッセージが表示さ
れ、完了時にイベントが生成されます(進行状況は[関連するディスク グループ]テーブルの[現在のジョブ]列にも表示さ
れます)。
○ ディスク グループのドレーンが完了すると、イベントが生成されてディスク グループが消え、専用のドライブが使用可能に
なります。
○ ディスク グループのドレーン中にホストが書き込みを実行すると、ドレーンを完了するための十分のスペースがなくなり、
イベントが生成されます。ドレーンは終了し、ディスク グループはプール内に残ります。
メモ: システム内の多くの要因によって、ディスク グループの削除(ドレーン)には非常に長い時間がかかります。要因には、
大きなプールの設定、システムへの I/O トラフィック量(例:ドレーン ディスク グループへのアクティブ I/O ページ)、ディ
スク グループのページ移行のタイプ(エンタープライズ SAS、ミッドライン SAS、SSD)、システム内のドレーン ディスク グ
ループのサイズ、同時にドレーンするディスク グループ数が含まれますが、これらに限定されません。
88 プール トピックでの作業