Administrator Guide
システム管理設定の有効化または無効化
管理サービスを有効化または無効化して、ユーザーとホストベースの管理アプリケーションがストレージ システムにアクセスする方
法を制限することができます。ネットワーク管理サービスはデータ パスの外部で動作し、システムへのホスト I/O には影響しませ
ん。インバンド サービスはデータ パスを介して動作し、I/O パフォーマンスをわずかに低下させることがあります。
特定のユーザーが PowerVault Manager、CLI、またはその他のインターフェイスにアクセスできるようにするには、「ユーザーの追加、
変更、および削除」を参照してください。
1. 次のいずれかの手順を実行し、[サービス]オプションにアクセスします。
• [ホーム]トピックで、アクション>システム設定を選択し、サービスタブをクリックします。
• [システム]トピックで、アクション>システム設定を選択し、サービスタブをクリックします。
• バナーでユーザー パネルをクリックし、システムサービスのセット アップを選択します。
• [ようこそ]パネルで、システム設定を選択し、サービスタブをクリックします。
2. ストレージ システムの管理に使用するサービスを有効化し、他のサービスを無効にします。
• Web ブラウザー インターフェイス(WBI)。システムを管理するためのプライマリー インターフェイスである Web アプリケ
ーションを指します。HTTP および/または HTTPS の使用を有効化し、セキュリティを強化することができます。両方を無
効にすると、このインターフェイスにアクセスできなくなります。
• コマンド ライン インターフェイス(CLI)。システム管理に使用される高度なユーザー インターフェイスであり、スクリプト
の書き込みに使用することができます。SSH(セキュア シェル)はデフォルトで有効になっています。SSH のデフォルトの
ポート番号は 22 です。テルネットはデフォルトでは無効になっていますが、CLI で有効にすることができます。
• Storage Management Initiative Specification(SMI-S)。ネットワークを介して、システムをリモート管理するために使用され
ます。セキュア(暗号化)または非セキュア(非暗号化)型の SMI-S の使用を有効にすることができます。
○ 有効化。このチェック ボックスを選択すると、HTTP ポート 5988 を使用して、各コントローラー モジュールの SMI-S ク
ライアントと組み込み型 SMI-S プロバイダー間の暗号化されていない通信が有効になります。アクティブ ポートと
SMI-S の使用を無効化するには、このチェック ボックスをオフにします。
○ 暗号化。このチェック ボックスを選択すると、暗号化された通信が有効になり、HTTP ポート 5988 が無効化される代わ
りに HTTPS ポート 5989 が有効化されます。HTTPS ポート 5989 を無効化して HTTP ポート 5988 を有効化するには、こ
のチェック ボックスをオフにします。こちらがデフォルト設定です。
メモ: 5U84 エンクロージャ搭載のシステムでは SMI-S はサポートされていません。
• サービス ロケーション プロトコル(SLP)。サービス ロケーション プロトコル(SLP)インターフェイスを有効または無効に
します。SLP は、PC およびその他のデバイスが、事前設定なく LAN でサービスを検出できるようにするための検出プロト
コルです。このシステムでは SLP v2 を使用しています。
• ファイル転送プロトコル(FTP)。ファームウェア アップデートをインストールしてログをダウンロードするためのセカンダ
リー インターフェイスです。
• SSH ファイル転送プロトコル(SFTP)。ファームウェア アップデートをインストールし、ログをダウンロードし、セキュリ
ティ証明書とキーをインストールするためのセキュアなセカンダリー インターフェイスです。クライアントとサーバーの間
で送信されるすべてのデータが暗号化されます。SFTP はデフォルトで有効になっています。選択した場合は、使用するポ
ート番号を指定します。デフォルトでは 1022 です。
• 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)。ネットワークを介してシステムをリモートでモニタリングするために使用され
ます。
• サービス デバッグ。テクニカル サポートにのみ使用されます。テルネット デバッグ ポートと特権的診断ユーザー ID を含む
デバッグ機能を有効または無効にします。
メモ: CLI コマンド セット プロトコルのデバッグ無効化機能を使用して、デバッグ コンソールを適切にシャット ダウン
します。コンソールを単に直接閉じる、CLI コマンド exit を使用するなどの方法でシャット ダウンしないでくださ
い。
• アクティビティ進行状況レポート。HTTP ポート 8081 を使用して、アクティビティの進行状況インターフェイスへのアクセ
スを提供します。このメカニズムでは、ファームウェア アップデートまたはパートナーのファームウェア アップデート操作
がアクティブであるかどうかを報告し、操作の各ステップの進行状況を示します。アップデート操作が完了すると、正常に
完了したかどうかを示すステータスが表示されます。または、操作が失敗した場合はエラーが表示されます。
• インバンド SES 機能。SCSI エンクロージャ サービス(SES)データに基づいて、システム ステータスのインバンド モニタ
リングに使用されます。このサービスはデータ パスを介して動作し、I/O パフォーマンスをわずかに低下させることがあり
ます。デフォルトでは、SES は無効になっています。
3. 次のいずれかの手順を実行してください。
• 設定内容を保存してシステムの設定を続行するには、適用をクリックします。
• 設定を保存してパネルを閉じるには、適用して閉じるをクリックします。
確認パネルが表示されます。
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