Administrator Guide
外部ディスク グループの挿入によって発生したプールの競合
を解決する
古いシステムの仮想ディスク グループを新しいシステムに挿入すると、新しいシステムはそのディスク グループの仮想プールを作
成しようとします。システムに同じ名前の仮想プールがすでに存在する場合、挿入されたディスク グループのプールはオフライン
になります。たとえば、新しいシステムにプール A があり、古いシステム上のプール A から取得したディスク グループを挿入した
場合、古いシステムからインポートされたプール A はオフラインになります。
このタイプの操作は一般的ではなく、競合解決のオプションを慎重に検討する必要があります。この競合を解決するには、次のい
ずれかを実行します。
• プールの競合が想定されていた場合、たとえば、古いシステムのプール A からディスク グループのデータにアクセスする場合
は、次のようにします。
1. 新しいシステム上のボリュームにアクセスする任意のホストから LUN をアンマウントして、割り当てを解除します。
2. 新しいシステム上のいずれかのボリュームにアクセスしているホストからの I/O を停止し、新しいシステムの電源を切りま
す。
3. 新しいシステムの元のプール A のディスクすべてを物理的に削除します。
4. 古いシステムのプール A のディスクを挿入します。
5. 新しいシステムの電源をリストアします。古いシステムのプール A のディスク グループ上にあるデータにアクセスできる
ようになります。
6. 新しいシステムのプール B にそのデータをコピーします。
7. 新しいシステムにデータをコピーした後、古いシステムからディスクを取り外し、新しいシステムのディスクを挿入しなお
します。
8. 新しいシステムのプール A のボリュームにアクセスする必要がある任意のホストに LUN を再割り当てし、再マウントしま
す。
注意: このタイプの操作は、オフラインで実行する必要があります。システムがオンラインになっている間に仮想ディ
スク グループまたはプールを削除すると、破損が発生し、データ ロスにつながる可能性があります。ディスクを取り外
す前に、システムの電源をオフにしてください。
• プールの競合が想定されていなかった場合、たとえば、古いシステムのディスクに以前のプールが存在しており、ディスクに含
まれているデータが不要であったことを認識していなかった場合は、次のようにします。
1. 古いシステムのディスクを新しいシステムから取り外します。
2. ディスクを古いシステムに戻します。
3. 古いシステムで、プールをディスクから削除します。
注意: プールを削除すると、そのプール内のすべてのデータが削除されます。
4. ディスクを新しいシステムに再挿入します。
古いシステムのディスクが使用可能として表示され、新しいシステム上の既存のプールに追加できるようになります。
名前が重複しているプールが見つからない場合、または安全な処理方法がわからない場合は、システムからログをダウンロードし、
テクニカル サポートにサポートを求めてください。
システムの設定
次のいずれかの方法で[System Settings]パネルにアクセスします。
• [Home]トピックで、Action]>[System Settings を選択します。
• [System]トピックで、Action]>[System Settings を選択します。
• [Welcome]パネルから、System Settings を選択します。
[System Settings]パネルには、システムを迅速かつ簡単に設定するために、次のようなオプションが用意されています。
• システムの日付と時刻の設定
• ユーザーの管理
• コントローラーのネットワーク ポートの設定
• 管理インターフェイス サービスの有効化または無効化
• システム情報設定の変更
• システム通知設定の設定
• SupportAssist の有効化 、p. 52
• ホスト ポート設定の変更(該当する場合)
40 [ホーム]トピックでの作業