Administrator Guide
• 転送が必要 - ログ ファイルは、コンテンツの転送が必要なしきい値までいっぱいです。このしきい値は、ログ ファイルごとに
異なります。このレベルに達した場合:
○ プッシュ モードでは、情報イベント 400 とすべての未転送データがログ収集システムに送信されます。
○ プルモードでは、情報イベント 400 がログ収集システムに送信され、ログ収集システムは未転送ログ データを要求すること
ができます。ログ収集システムは、コントローラごとに個別にログファイルを取得できます。
• 警告 - ログファイルにはほとんど転送されないデータがあります。このレベルに達すると、警告イベント 401 がログ収集システ
ムに送信されます。
• ラップ - ログ ファイルが転送されていないデータでいっぱいになり、最も古いデータの上書きが開始されました。このレベルに
達すると、情報イベント 402 がログ収集システムに送られます。
プッシュ モードやプル モードでログ データを転送した後、ログの容量ステータスはゼロにリセットされ、転送されないデータがな
いことを示します。
メモ: プッシュモードでは、1 個のコントローラがオフラインの場合、パートナーは両方のコントローラからログを送信します。
ログ データを取得する別の方法は、FTP インターフェイスや SFTP インターフェイスの PowerVault Manager や get logs コマンド
でログ保存アクションを使用することです。これらのメソッドは、容量ステータス レベルを変更せずにログ ファイルの内容全体を
転送します。ログの保存または get logs は、テクニカル サポートのリクエストの情報の一部として使用する必要があります。ロ
グの保存アクションの使用については、「ファイルにログ データを保存する」を参照してください。FTP または SFTP インターフェ
イスの使用方法については、「FTP と SFTP を使用する」を参照してください。
SupportAssist について
SupportAssist では、定期的に設定情報と診断情報をテクニカル サポートに送信することで、ME4 Series ストレージ システムのサ
ポートを改善しています。
テクニカル サポートでは、このデータを分析し、自動的にヘルスチェックを実行します。注意が必要な問題が検出された場合は、
自動的にサポート ケースが開始され、トラブルシューティングと問題解決のプロセスが直ちに始まります。このプロセスは多くの
場合、ストレージ管理者が問題の存在に気付く前に開始されます。
問題に関する支援が必要で、テクニカル サポートに連絡する必要がある場合、テクニカル サポートは SupportAssist によって送信
されたストレージ システムに関する情報を利用できます。この機能により、テクニカル サポートは設定や診断データが収集されて
送信されて来るのを待たずに、適切な方法で支援を始めることができます。
SupportAssist のデータ
SupportAssist から送信されるデータには、 ME4 Series のアレイとの接続に必要なテクニカル サポートおよび情報は含まれておら
ず、パスワードも送信されません。
SupportAssist により送信される設定と診断の情報には次が含まれています。
• ME4 Series の機能
• ME4 Series のログ
• ハードウェア インベントリ(モデル番号やファームウェア バージョンなど)
• サーバ、コントローラー、およびエンクロージャのポートの接続ステータス
• ME4 Series のボリューム属性(名前、サイズ、ボリューム フォルダー、ストレージ プロファイル、スナップショット プロファ
イル、サーバ マッピングなど)
• コントローラーのネットワーク設定
• I/O、ストレージ、およびレプリケーションの使用状況情報
データの安全な送信と格納
SupportAssist は、安全なリンクを使用してデータを転送します。データは、Hypertext Transfer Protocol with Secure Socket Layer
(HTTPS)セッションで、2048 ビット RSA キーを使用して送信されます。
データは、Dell EMC プライバシー ポリシーに従って、SupportAssist データベースに安全に保存されます。Dell EMC プライバシー ポ
リシーは、http://www.dell.com/learn/us/en/uscorp1/policies-privacy?c=us&l=en&s=corp で入手できます。
SupportAssist を有効にするだけでは、テクニカル サポートはアレイにアクセスして情報を取得できません。データはテクニカル サ
ポートに常にプッシュされ、プルされることは決してありません。SupportAssist はいつでも無効にできるため、お客様は
SupportAssist のデータ送信を完全に制御できます。
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