Administrator Guide
ストレージ システムは ULP(Unified LUN Presentation)を使用し、両方のコントローラのすべてのホスト ポートを介してすべての
LUN を公開することができます。相互接続情報は、コントローラ ファームウェアで管理されます。ULP は、ホストがアクティブ -
アクティブ ストレージ システムとして認識し、ディスク グループの所有権に関係なく、ホストが LUN にアクセスするために使用
可能なパスを選択できるようになります。ULP が使用中の場合、コントローラの動作 / 冗長モードはアクティブ - アクティブ ULP
として表示されます。ULP は、SPC-3 の INCITS ALUA(非対称論理ユニットアクセス)拡張の T10 技術委員会を使用して、認識し
ているホスト システムとのパスをネゴシエートします。認識されないホスト システムは、すべてのパスが等しいとみなします。
ホスト グループやホストがボリュームやボリューム グループにマッピングされている場合、そのグループ内のすべてのイニシエー
ターは、リクエストを構成する各ボリュームに個別のマップを持ちます。グループ エンティティが一貫してマッピングされている
限り、個々のマップ セットはグループ化されたマッピングとして表示されます。そのグループ内の個々のマップが変更された場合、
グループ化されたマッピングはもはや一貫しなくなり、PowerVault Manager に表示されなくなります。PowerVault Manager では,す
べて個々のマップに置き換えられます。
注意: ボリューム マッピングの変更はすぐに有効になります。ボリュームが使用されていないときにボリュームへのアクセス
を制限する変更を行います。LUN を変更する前に、必ずボリュームをアンマウントしてください。
メモ: レプリケーション セットのセカンダリ ボリュームはマップできません。セカンダリ ボリュームまたはボリューム グル
ープのスナップショットを作成し、データのマッピングとアクセスにスナップショットを使用します。
イニシエータとボリュームのマッピング
1. 次のいずれかの手順を実行してください。
• [ホスト]トピックで、マッピングするイニシエータを選択し、アクション]>[イニシエータのマッピングを選択します。
• [ボリューム]トピックで、マッピングするボリュームを選択し、アクション]>[ボリュームのマッピングを選択します。
• [マッピング]トピックで、マッピングを選択し、新しいマッピングを作成します。
• [マッピング]トピックで、変更または削除する 1 個以上のマッピングを選択し、アクション]>[マッピングを選択しま
す。新しいマッピングを作成することもできます。
[マップ]パネルが開き、横並びの 2 個のテーブルに使用可能なイニシエータとボリュームが一覧表示されます。これらのテーブ
ルを使用してマッピングを作成できます。マッピングを一覧表示するホストとボリュームのテーブルの下に、もう 1 個テーブル
があります。マッピングを作成して保存する前に、マッピングはマッピング テーブルに表示され、設定を変更したり、削除し
たりできます。
[使用可能なホスト グループ、ホスト、イニシエータ]テーブルには、次の行が 1 行以上表示されます。
表 23. 使用可能なホスト グループ、ホスト、イニシエータ
行の説明 グループ Host(ホスト) ニックネーム ID
これらの値を含む行が
常に表示されます。こ
の行を選択して、すべ
てのイニシエータにマ
ッピング設定を適用
し、デフォルトのマッ
ピングを作成します。
ー ー (空白) 他のすべての
イニシエータ
これらの値を含む行
は、ホストにグループ化
されているイニシエー
タ用に表示されます。
この行を選択して、こ
のホストのすべてのイ
ニシエータにマッピン
グ設定を適用します。
ー
ホスト名
* *
これらの値を含む行
は、ホスト グループに
グループ化されている
イニシエータ用に表示
されます。この行を選
択して、このホスト グ
ループのすべてのイニ
シエータにマッピング
設定を適用します。
ホストグル
ー
プ名
* * *
114 マッピング トピックでの作業