Administrator Guide
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PowerVault Manager は、ストレージ システムを構成、モニタリング、および管理するための Web ベースのインターフェイスです。
ストレージ システムの各コントローラー モジュールには Web サーバーがあり、PowerVault Manager にサイン インするとアクセスで
きます。デュアルコントローラー システムでは、いずれのコントローラーからもすべての機能にアクセスできます。1 台のコント
ローラーが使用できなくなった場合、パートナー コントローラーからストレージ システムの管理を続行できます。
ストレージ システムの各コントローラー モジュールには、PowerVault Manager に加えて、SNMP、FTP、SFTP、SMI-S、SLP、コマ
ンドライン インターフェイスがあります。コマンドライン インターフェイス以外のすべてのインターフェイスの詳細については、
このガイドを参照してください。コマンドライン インターフェイス(CLI)の使用方法の詳細については、『Dell EMC PowerVault
ME4 Series Storage System CLI Guide』を参照してください。
トピック:
• 新規ユーザーのセットアップ
• 新しいストレージ システムの設定とプロビジョニング
• PowerVault Manager インターフェイスを使用する
• システムの概念
新規ユーザーのセットアップ
ファームウェア バージョン G280 以降を実行している ME4 Series のストレージ システムには、デフォルトのユーザーは含まれませ
ん。
導入されていないストレージ システムに初めて接続する場合は、新規ユーザーをセット アップするよう求められます。
メモ: PowerVault Manager と CLI は、新しいユーザーが作成されるまでにストレージ システムにアクセス可能な唯一のイン
ターフェイスです。
新しいストレージ システムの設定とプロビジョニン
グ
PowerVault Manager には、ストレージ システムを設定とプロビジョニングする方法が 2 つあります。
• ガイド付きセットアップとプロビジョニング
• 手動セットアップとプロビジョニング
ガイド付きのセットアップとプロビジョニングのプロセスでは、設定とプロビジョニングのプロセスをガイドして、システムを迅
速にセットアップするためのオプションが提供されます。I/O 操作をすばやく有効にするために、限定的ではあるが最適なストレ
ージ構成オプションが提供されます。
手動のセットアップとプロビジョニング プロセスを使用すると、プロビジョニング オプションが増えて柔軟性が向上しますが、
設定とプロビジョニング オプションの選択はすべて複雑になります。これには、ディスク グループとプールの作成、ボリュームの
作成、ボリュームのイニシエータへのマッピングなどが含まれます。
メモ: ガイド付きセットアップの使用を選択した場合でも、システムのセットアップ後に手動でシステムをプロビジョニング
することができます。
初めてガイド付きセットアップにアクセスする場合は、次の手順を実行します。
1. 「Web ブラウザー要件およびセットアップ 、p. 11」で説明されているように、PowerVault Manager を使用するためにお使いの
Web ブラウザーを設定します。
2. 管理ホストの NIC を 10.0.0.x のアドレスまたは同じ IPv6 サブネットに一時的に設定して、ストレージ システムとの通信を有効
にします。
3. サポートされる Web ブラウザーで次を行います。
• IPv4 ネットワークの場合は、https://10.0.0.2 と入力して、コントローラー モジュール A にアクセスします。
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