Deployment Guide
表 7. デュアル ポート iSCSI NIC を使用したシングル ホスト サーバー用のワークシートの例 (続き)
管理 IP
サブネット マスク 255.255.0.0
下記の手順では、ネットワークの冗長性とフェールオーバーを目的とした、デュアル スイッチのサブネットによる IPv4 の設定につ
いて説明しています。IPv6 の設定については説明していません。
ストレージ システムへのホストの接続
1. Dell サポート ポータルでの説明のとおりに、サポートされている最新のファームウェアとドライバーがすべてのネットワーク ア
ダプターにインストールされていることを確認します。
2. iSCSI のケーブル配線図に従って、ホスト サーバーをスイッチに接続するか、またはストレージ システムに直接接続します。
iSCSI ネットワークに接続しているネットワーク アダプターごとに、IP アドレスを
割り当てます。
注意: IP アドレスは、各ネットワークのサブネットと一致している必要があります。必ず正しい IP アドレスをネットワーク ア
ダプターに割り当ててください。間違ったポートに IP アドレスを割り当てると接続の問題が発生する場合があります。
メモ: ジャンボ フレームを使用する場合は、データ パス、アダプター ポート、スイッチ、およびストレージ システムにあるす
べてのデバイスで、ジャンボ フレームを有効にして設定を行う必要があります。
RHEL 7 の場合
1. サーバー端末またはコンソールから nmtui コマンドを実行して、NIC 設定ツール(NetworkManager TUI)にアクセスします。
2. 接続を編集を選択して、インストールされている Ethernet インターフェイスのリストを表示します。
3. IP アドレスを割り当てる iSCSI NIC を選択します。
4. IPv4 構成オプションを手動に変更します。
5. 「前提条件」の項で作成した計画ワークシートを使用して、サブネット マスクを入力します。それには、x.x.x.x/16 という形式を
使用して NIC の IP アドレスを入力します。たとえば、172.1.96.46/16 などと入力します。
6. 必要に応じてゲートウェイを設定します。
7. IPv6 の設定で無視を選択します。
8. システムの起動時に NIC が起動するように、自動的に接続するをオンにします。
9. OK を選択して接続の編集を終了します。
10. 戻るを選択してメイン メニューに戻ります。
11. 終了を選択して NetworkManager TUI を終了します。
12. 新しいネットワーク インターフェイスと関連するストレージ ホスト ポートに対して ping を実行し、IP 接続を確認します。
13. IP アドレスを割り当てる各 NIC について、手順 1~12 を繰り返します。
SLES 12 の場合
1. サーバー端末またはコンソールから yast コマンドを実行して、YaST Control Center にアクセスします。
2. システム]>[ネットワーク設定を選択します。
3. IP アドレスを割り当てる iSCSI NIC を選択して、編集を選択します。
4. 静的に割り当てた IP アドレスを選択します。
5. 「前提条件」の項で作成した計画ワークシートを使用して、NIC の IP アドレスを入力します。たとえば、172.1.96.46 などと入力し
ます。
6. 「前提条件」の項で作成した計画ワークシートを使用して、NIC のサブネット マスクを入力します。たとえば、255.255.0.0 など
と入力します。
7. 次へ を選択します。
8. 新しいネットワーク インターフェイスと関連するストレージ ホスト ポートに対して ping を実行し、IP 接続を確認します。
54 ホストのセットアップの実行