Deployment Guide
iSCSI ポートの設定
iSCSI ポートを設定するには、次の手順を実行します。
1. [Welcome]パネルで、System Settings を選択し、Ports タブをクリックします。
2. ポート設定タブで、ポート固有のオプションを設定します。
● IP アドレス。IPv4 または IPv6 の場合、ポートの IP アドレスです。各コントローラ内の対応するポートで、1 個目のサブネッ
トに 1 個のポートを割り当て、2 個目のサブネットに他のポートを割り当てます。ストレージ システムの各 iSCSI ホスト ポー
トに異なる IP アドレスが割り当てられていることを確認します。例えば、IPv4 を使用するシステムの場合は次の通りです。
○ コントローラー A ポート 0:10.10.10.100
○ コントローラー A ポート 1:10.11.10.120
○ コントローラー B ポート 0:10.10.10.110
○ コントローラー B ポート 1:10.11.10.130
○ コントローラー A ポート 2:10.10.10.200
○ コントローラー A ポート 3:10.11.10.220
○ コントローラー B ポート 2:10.10.10.210
○ コントローラー B ポート 3:10.11.10.230
● ネットマスク:IPv4 の場合、割り当てられたポートの IP アドレスのサブネット マスク。
● ゲートウェイ:IPv4 の場合、割り当てられたポートの IP アドレスのゲートウェイ IP アドレス。
● デフォルト ルーター:IPv6 の場合、割り当てたポートの IP アドレスのデフォルト ルーター。
3. パネルの[詳細設定]セクションで、すべての iSCSI ポートに適用するオプションを設定します。
表 4. iSCSI ポートのオプション
認証を有効にする(CHAP) チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコルの使用を有効または無効にします。このパネルで
CHAP を有効または無効にすると、[Configure CHAP]パネル([Hosts]トピックで Action >
Configure CHAP の順に選択することでアクセス可能)の設定がアップデートされます。
CHAP はデフォルトでは無効になっています。
リンク速度
● 自動:適切な速度を自動でネゴシエーションします。
● 1 Gb/秒:速度を 1 Gb/秒に強制して、1 Gb/秒の HBA での自動ネゴシエーション中に発生
する可能性のあるシフトダウンをオーバーライドします。この設定は 10 Gb/秒の SFP に
は適用されません。
ジャンボフレームを有効にす
る
ジャンボ フレームのサポートを有効または無効にします。通常のフレームは 100 バイトのオー
バーヘッドに加えて 1400 バイトのペイロードを持つことができるのに対し、ジャンボ フレー
ムは最大 8900 バイトのペイロードを持つことができ、より大きなデータ転送に使用されます。
メモ: ジャンボ フレームの使用は、データ パス内のすべてのネットワーク コンポーネント
でジャンボ フレームのサポートが有効になっている場合にのみ成功します。
iSCSI の IP バージョン IP の値がインターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)またはバージョン 6(IPv6)フォー
マットのどちらを使用するか指定します。IPv4 は 32 ビット アドレスを使用します。IPv6 は
128 ビット アドレスを使用します。
iSNS を有効にする 指定されたインターネット ストレージ ネーム サービス サーバの登録を有効または無効にしま
す。これにより、名前と IP アドレスのマッピングが提供されます。
iSNS のアドレス iSNS サーバの IP アドレスを指定します。
代替 iSNS アドレス 別のサブネット上の代替 iSNS サーバの IP アドレスを指定します。
注意: IP 設定を変更すると、データ ホストでストレージ システムへのアクセスができなく
なることがあります。
4. 次のいずれかの手順を実行してください。
● 設定を保存してシステムの設定を続行するには、適用をクリックします。
● 設定を保存してパネルを閉じるには、適用して閉じるをクリックします。
確認パネルが表示されます。
5. はいをクリックして変更を保存します。それ以外の場合は、いいえをクリックします。
40 システムとストレージのセットアップの実行