Administrator Guide
プールがオーバーコミットであるかどうかを確認するには、プール テーブルのプールの上にカーソルを置き、[プール情報]パネルを
表示させます。「プールのオーバーコミット」の値が[正]の場合、プールはオーバーコミットの状態です。「プールのオーバーコミッ
ト」の値が[誤]の場合、プールはオーバーコミットの状態ではありません。
ディスク グループを検証およびスクラブする
ディスク グループの検証
フォールトトレラント、ミラーまたはパリティ、ディスク グループのいずれかに問題があると考えられる場合は、検証ユーティリ
ティを実行し、ディスク グループの整合性をチェックします。たとえば、最近パリティの不整合についてシステムをチェックして
おらず、ディスクの正常性について懸念がある場合は、そのディスク グループを検証します。検証ユーティリティは、選択された
ディスク グループを分析し、その冗長データとそのユーザー データとの間の不整合を検出して修正します。このユーティリティは、
RAID 3、5、6、50 のパリティの不一致を修正しますが、RAID 1、10 のミラーの不一致は修正しません。このタスクでは、ステータ
スがフォールト トレラントおよびオンラインであるディスク グループでのみ実行できます。NRAID または RAID 0 の読み取りキャ
ッシュ ディスク グループに対しては実行できません。
ディスク グループのサイズ、ユーティリティの優先度、I/O アクティビティの量によっては、検証は 1 時間以上続くことがありま
す。検証が実行されている間に、ディスク グループを使用することができます。検証が完了すると、イベント 21 のログが記録さ
れ、検出された不整合の数が指定されます。このような不整合により、ディスク グループ内のディスクに不具合があることを示す
ことができます。故障ディスクの特定に関する情報については、SMART オプションを使用します。詳細については、「SMART を設
定する」を参照してください。
検証を開始するために多くのユーティリティが実行されている場合、これらのユーティリティが完了した後に再度実行するまで、
またはシステム リソースを解放するユーティリティが中断されるまで待機します。検証は中断すると、再開することはできません。
最初から処理を再度開始する必要があります。
ディスク グループの検証
1. [プール]トピックで、プール テーブルのなかから検証を計画しているディスク グループのプールを選択します。
メモ: プールに関する詳細情報を確認するには、テーブルのプールの上にカーソルを置きます。表示される[プール情報]
パネルの詳細については、「プールの表示」を参照してください。
2. [関連ディスク グループ]テーブルでディスク グループを選択します。
3. アクション>ディスク グループ ユーティリティーを選択します。
[ディスク グループ ユーティリティー]パネルが開き、現在のジョブのステータスが表示されます。
4. ディスク グループの検証をクリックします。
検証が開始されたことを確認するメッセージが表示されます。
5. OK をクリックします。
パネルには、ディスク グループの検証の進行状況が表示されます。
ディスク グループの検証を中止する
ディスク グループの検証を中止するには、次の手順を実行します。
1. [プール]トピックで、プール テーブルで検証しているディスク グループのプールを選択します。
2. [関連ディスク グループ]テーブルでディスク グループを選択します。
3. アクション > ディスク グループ ユーティリティーを選択します。
[ディスク グループ ユーティリティー]パネルが開き、現在のジョブのステータスが表示されます。
4. 検証の中止をクリックします。
検証が中止されたことを確認するメッセージが表示されます。
5. OK をクリックします。
ディスク グループのスクラブ
システムレベルの[ディスク グループのスクラブ]オプションでは、すべてのディスク グループについてディスクの欠陥があるか
自動的にチェックします。このオプションが無効になっている場合でも、選択したディスク グループに対してスクラブを実行する
ことができます。スクラブでは、選択したディスク グループを解析し、ディスク エラーを見つけて修正します。また、スクラブで
は RAID 3、5、および 6 と ADAPT のパリティー不整合を修正するとともに、RAID 1 と 10 のミラーの不整合を修正します。
プール トピックでの作業 93