Administrator Guide
SMART を設定する
SMART(自己監視分析および報告テクノロジー)は、ディスクを監視してディスク障害の原因を分析するためのデータを提供しま
す。SMART が有効の場合、システムは再起動の 1 分後と以降 5 分毎に SMART イベントを確認します。SMART イベントはイベン
ト ログに記録されます。
SMART 設定の変更
1. [システム]トピックで、アクション]>[詳細設定]>[ディスクを選択します。
2. [SMART 設定]オプションを次のいずれかに設定します。
• 変更を行わない。現在のディスクに個々の SMART 設定を保持させ、システムに追加された新しいディスクの設定を変更し
ません。
• 有効。次の再スキャン後に現在のすべてのディスクに対して SMART を有効にし、システムに追加された新しいディスクに
対して自動的に SMART を有効にします。このオプションがデフォルト設定です。
• 無効。次の再スキャン後に現在のすべてのディスクの SMART を無効にし、システムに追加された新しいディスクに対して
自動的に SMART を無効にします。
3. 適用をクリックします。SMART の無効化を選択した場合、確認パネルが表示されます。適用をクリックして変更を承認する
か、キャンセルをクリックします。
EMP のポーリング レートを設定する
温度、電源、ファンの状態、ディスクの有無などの変更について、接続されている各エンクロージャの管理プロセッサ(EMP)を
ストレージ システムがポーリングするインターバルの頻度を変更できます。通常は、デフォルト設定を使用できます。
• インターバルを長くすると、処理の効率は若干向上する可能性がありますが、デバイス状態の変化は頻繁に伝達されません。た
とえば、これにより、ステータス変更を反映するために LED がアップデートされるまでの時間は長くなります。
• インターバルを短くすると処理効率はわずかに低下しますが、デバイス状態の変化はより頻繁に伝達されます。たとえば、これ
により、ステータス変更を反映するために LED がアップデートされるまでの時間が短縮されます。
EMP ポーリング レートの変更
1. [システム]トピックで、アクション]>[詳細設定]>[ディスクを選択します。
2. EMP ポーリング レートの間隔を設定します。オプションは、5 秒、10 秒、30 秒、1 分、5 分、10 分、15 分、20 分、25 分、30
分、45 分、60 分です。デフォルトは 5 秒です。
3. Apply(適用)をクリックします。
ダイナミック スペアを設定する
ダイナミック スペア機能を使用すると、スペアとしてディスクを指定せずに、フォールトトレラントのディスク グループ内にある
すべてのディスクを使用できます。ダイナミック スペアが有効なときに、ディスクが故障し、互換性のあるディスクと交換する
と、ストレージ システムではバスが再スキャンされ、新しいディスクが検出され、それがスペアとして自動的に指定され、ディス
ク グループの再構築が開始されます。互換性のあるディスクは、故障したディスクを置き換えるだけの十分な容量を備えており、
同じタイプの SATA SSD、SAS、SSD、エンタープライズ SAS、ミッドライン SAS のいずれかになります。スペアまたは互換性の
あるディスクがすでに存在する場合、ダイナミック スペア機能では、そのディスクが使用され、再構築が開始されるので、交換用
ディスクは別の目的で使用できます。
ダイナミック スペアの設定の変更
1. [システム]トピックで、アクション]>[詳細設定]>[ディスクを選択します。
2. ダイナミック スペア機能オプションを選択して有効にするか、選択を解除して無効にします。デフォルトでは、ダイナミック
スペア設定は有効です。
3. 適用をクリックします。ダイナミック スペアの無効化を選択した場合、確認パネルが表示されます。適用をクリックして変更
を承認するか、キャンセルをクリックします。
使用可能なディスクとグローバル スペア用のドライブ スピンダウンを設
定する
スピン ディスクの場合、DSD(ドライブスピンダウン)機能はシステム エンクロージャ内のディスク アクティビティを監視し、
エネルギーを節約するために非アクティブ ディスクをスピンダウンします。ADAPT 以外のリニア ディスク グループにある使用可
システム トピックでの作業 69