Administrator Guide
6. [ポートの設定]タブで、FC ポート固有のオプションを設定します。
• 速度オプションを適切な値に設定してホストと通信します。または、[自動]に設定して適切なリンク速度を自動でネゴシ
エートします。速度の不一致はポートとホストの間の通信を妨げるため、既知の速度を使用するようにポートを強制する必
要がある場合にのみ速度を設定します。
• 接続モードを、ポイントツーポイントまたは自動のいずれかに設定します。
○ point-to-point:Fibre Channel ポイントツーポイント。
○ 自動:検出された接続タイプに基づいてモードを自動的に設定します。
7. iSCSI ホスト ポートのパラメーターを設定します。
• IP アドレス:IPv4 または IPv6 の場合、ポートの IP アドレスを指します。各コントローラー内の対応するポートで、1 個目の
サブネットに 1 個のポートを割り当て、2 個目のサブネットに他のポートを割り当てます。ストレージ システムの各 iSCSI ホ
スト ポートに異なる IP アドレスが割り当てられていることを確認します。例えば、IPv4 を使用するシステムの場合は次の
通りです。
○ コントローラー A ポート 2:10.10.10.100
○ コントローラー A ポート 3:10.11.10.120
○ コントローラー B ポート 2:10.10.10.110
○ コントローラー B ポート 3:10.11.10.130
• ネットマスク:IPv4 の場合、割り当てられたポートの IP アドレスのサブネット マスク。
• ゲートウェイ:IPv4 の場合、割り当てられたポートの IP アドレスのゲートウェイ IP アドレス。
• デフォルト ルーター:IPv6 の場合、割り当てたポートの IP アドレスのデフォルト ルーター。
8. パネルの[詳細設定]タブで、すべての iSCSI ポートに適用されるオプションを設定します。
• 認証の有効化(CHAP):チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコルの使用を有効または無効にします。このパネルで CHAP
を有効または無効にすると、[CHAP の構成]パネルの設定がアップデートされます(アクション> CHAP の構成の順に選
択することによって、[ホスト]トピックで利用可能です)。CHAP はデフォルトで無効になっています。
メモ: CHAP が有効になっている場合は、iSCSI ログイン認証の CHAP レコードを定義する必要があります。CHAP の
レコードを作成するには、「CHAP を設定する」を参照してください。
• リンク速度
○ 自動:適切な速度を自動でネゴシエーションします。
○ 1 Gb/秒:速度を 1 Gbit/秒に強制して、1 Gbit/秒の HBA でのオート ネゴシエーション中に発生するシフトダウンをオー
バーライドします。この設定は 10 Gbit/秒の HBA には適用されません。
• ジャンボ フレームの有効化:ジャンボ フレームのサポートを有効または無効にします。100 バイトのオーバヘッドを考慮す
ると、通常のフレームに 1400 バイトのペイロードを含むことができ、ジャンボ フレームには大量のデータ転送用に最大 8900
バイトのペイロードを含むことができます。
メモ: ジャンボ フレームの使用は、データ パス内のすべてのネットワーク コンポーネントでジャンボ フレームのサポー
トが有効になっている場合にのみ成功します。
• iSCSI IP バージョン:IP の値がインターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)またはバージョン 6(IPv6)フォーマットの
どちらを使用するか指定します。IPv4 は 32 ビット アドレスを使用します。IPv6 は 128 ビット アドレスを使用します。
• iSNS を有効にする:指定されたインターネット ストレージ ネーム サービス サーバーへの登録を有効または無効にします。
これにより、名前から IP アドレスへのマッピングが提供されます。
• iSNS アドレス:iSNS サーバーの IP アドレスを指定します。
• 代替 iSNS アドレス:代替 iSNS サーバーの IP アドレス(別のサブネット上でも可)指定します。
注意: IP 設定を変更すると、データ ホストがストレージ システムにアクセスできなくなる可能性があります。
9. 次のいずれかの手順を実行してください。
• 設定を保存してシステムの設定を続行するには、適用をクリックします。
• 設定を保存してパネルを閉じるには、適用して閉じるをクリックします。
確認パネルが表示されます。
10. OK をクリックします。
スケジュールされたタスクの管理
[スケジュールの管理]アクションは、スケジュールされたタスクが少なくとも 1 つ存在する場合に有効になります。
アクセスすると、スケジュールされた次のタスクを変更または削除することができます。
• 仮想スナップショットの作成
• 仮想スナップショットのリセット
56 [ホーム]トピックでの作業