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データ ディスクの数は 2 のべき乗（2、4、および 8）であることに注意してください。コントローラはデータ ディスクが 2 の
べき乗である場合、512 KB のストライプ ユニット サイズを使用します。これにより、4 MB ページが 2 つのストライプに均等
に分散されます。これはパフォーマンスには最適です。
• 例 2：6 つのディスクを備えた RAID 5 ディスク グループを考えます。5 つのディスクに等価な容量が有効容量として提供され
ます。コントローラが再び 512 KB のストライプ ユニットを使用しているとします。4 MB ページがディスク グループにプッシ
ュされると、1 つのストライプにはフル ページが含まれますが、コントローラは新しいパリティを計算するために新しいデータ
と組み合わせて 2 つのディスクから古いデータと古いパリティを読み取る必要があります。これは読み出し/修正/書き込みと
呼ばれ、シーケンシャル ワークロードを伴うパフォーマンス キラーとなります。本質的に、ディスク グループにプッシュされる
たびに、読み出し/修正/書き込みが行われます。
この問題を軽減するために、RAID 5 または RAID 6 のディスク グループが 2 のべき乗データ ディスクで作成されていない場合、
コントローラは 64 KB のストライプ ユニットを使用します。これにより、より多くのフル ストライプ書き込みが可能になりま
すが、同じ 4 MB ページをプッシュするためにディスクごとにさらに多くの I/O トランザクションを犠牲にします。
次の表は、RAID 6 および RAID 5 のディスク グループに関する推奨ディスク数を示しています。各エントリはディスク グループ内
のディスク総数と、それに等価なデータ ディスクおよびパリティ ディスクの数を指定します。実際には、パリティはすべてのディ
スクに分散されていることに注意してください。
表 41. ディスク グループの推奨サイズ
RAID レベル ディスク合計 データ ディスク（等価） パリティ ディスク（等価）
RAID 6 4 2 2
6 4 2
10 8 2
RAID 5 3 2 1
5 4 1
9 8 1
シーケンシャル ワークロードと RAID 5 および RAID 6 のディスク グループで最高のパフォーマンスを確保するには、2 のべき乗デー
タ ディスクを使用します。
プール内のディスク グループ
効率性とパフォーマンスを向上させるには、1 つのプール内で類似のディスク グループを使用します。
• ディスク数のバランス：たとえば、20 のディスクがある場合、1 つの 10+2 RAID-6 ディスク グループと 1 つの 6+2 RAID-6 ディ
スク グループよりも、2 つの 8+2 RAID-6 ディスク グループの方がお勧めです。
• RAID のバランス：1 つの RAID-5 ディスク グループと 1 つの RAID-6 ディスク グループよりも、2 つの RAID-5 ディスク グループ
の方がお勧めです。
• 書き込み速度の観点からは、ワイド ストライピングのために、階層とプールは最も低速なディスク グループと同じ遅さになり
ます。
• 1 つの階層内のすべてのディスクは同じタイプである必要があります。たとえば、すべて 10K のディスクまたはすべて 15K ディ
スクを使用します。
少数の大規模なディスク グループではなく、多くの小規模なディスク グループを作成します。
• 各ディスク グループにおける、書き込みのキューの深さ制限は 100 です。これは、書き込みが多いアプリケーションで、この
アーキテクチャを使用すると、レイテンシの要件内で、より大きなキューの深さが維持されることを意味します。
• 小規模なディスク グループを使用すると、より多くの未処理容量を消費します。パフォーマンスに影響されにくいアプリケーシ
ョンの場合は、より大規模なディスク グループが必要になります。
階層のセットアップ
一般的に、3 つの階層ではなく、2 つの階層にするのが最適です。最も上の階層がほぼいっぱいになってから、最も下の階層を使
用します。最も上の階層は、受信される書き込みの容量を確保するため、コントローラがより下の階層に対するコールド ページを
削除する前に、95%までいっぱいにする必要があります。
通常は、SSD と 10K/15K ディスクを備えた階層、または SSD と 7K ディスクを備えた階層を使用するようにします。パフォーマン
スに対する価格の組み合わせに合うように、SSD とより高速な回転ディスクの両方を使用することが必要な場合、例外がある可能
性はありますが、7K ディスクを使用せずに容量のニーズを満たすことはできません。これはめったにありません。
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