Administrator Guide
メモ: NRAID、RAID 0、RAID 3(リニアのみ)のディスク グループを作成するには、CLI の add disk-group コマンドを使
用する必要があります。このコマンドの詳細については、『
Dell EMC PowerVault ME4 Series Storage System CLI Guide
』を
参照してください。
メモ: RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10、ADAPT 仮想ディスク グループのみ作成できます。
表 1. アプリケーション例と RAID レベル
アプリケーション RAID レベル
複数のオペレーティング システムのテストまたはソフトウェア
開発(冗長性が問題とならない場合)
NRAID
高速一時ストレージまたはグラフィック、ページ レイアウト、
およびイメージ レンダリング用のスクラッチ ディスク
0
ワークグループ サーバ 1 または 10
ビデオの編集と制作 3
ネットワーク オペレーティング システム、データベース、高可
用性アプリケーション、ワークグループ サーバ
5
非常に大規模なデータベース、Web サーバ、ビデオ オン デマン
ド
50
高可用性が要求され、大規模でシーケンシャルな作業負荷を使
用するミッション クリティカルな環境
6
柔軟なストレージおよび高速な再構築が必要な環境 ADAPT
表 2. RAID レベルの比較
RAID レベル 最小ディスク数 説明 長所 短所
NRAID 1 非 RAID、単一ディスク
へのストライピングさ
れていないマッピング
単一ディスクを使用し
て追加データを保存可
能
保護されておらず、パフ
ォーマンスも低い(スト
ライピングなし)
0 2 冗長性のないデータ ス
トライピング
最高度のパフォーマン
ス
データ保護なし:1 台の
ディスクで障害が発生
した場合、すべてのデー
タが失われる
1 2 ディスクミラーリング 非常に高度なパフォー
マンスとデータ保護が
可能、書き込みパフォー
マンスへの最小ペナル
ティ、単一ディスク障害
に対する保護
高い冗長性コストのオ
ーバーヘッド:すべての
データが複製されるた
め、2 倍のストレージ容
量が必要
3 3 専用パリティ ディスク
を使用したブロック レ
ベルのデータ ストライ
ピング
大規模でシーケンシャ
ルなデータ要求(高速読
み取り)に対する優れた
パフォーマンス、単一デ
ィスク障害に対する保
護
トランザクション指向
のネットワーク アプリ
ケーションには不向き、
短い書き込み(1 ストラ
イプ未満)では書き込み
パフォーマンスが低下
5 3 分散パリティを使用し
たブロック レベルのデ
ータ ストライピング
トランザクション指向
のネットワークに最適
なコスト パフォーマン
ス、非常に高度なパフ
ォーマンスとデータ保
護、複数の同時読み取
り/書き込みをサポー
ト、大規模でシーケンシ
ャルな要求にも最適化
可能、単一ディスク障害
に対する保護
書き込みパフォーマン
スは RAID 0 または RAID
1 よりも低速
操作を始める 17