Administrator Guide
ステムを最初に再構成する必要があるかどうかを判断するために、ピア接続を作成する前に実行することができます。ピア接
続の作成に失敗した場合には、問題を診断するために、接続を実行することもできます。
ピア接続を作成する
1. [レプリケーション]トピックで、アクション]>[ピア接続の作成を選択します。[ピア接続の作成]パネルが開きます。
2. ピア接続の名前を入力します。この名前は大文字と小文字を区別し、最大 32 バイトです。システム内にすでに存在する名前や
「" , < \」などの文字を含む名前は使用できません。
3. リモート システムの宛先ポート アドレスを入力します。
4. リモート システム上で管理ロールを持つユーザーの名前とパスワードを入力します。
5. OK をクリックします。
6. タスクが成功した場合は、確認のダイアログ ボックスで OK をクリックします。ピア接続が作成され、[ピア接続]テーブルが
アップデートされます。
タスクが成功しない場合は、[ピア接続の作成]パネルに赤色のテキストでエラーが表示されます。エラーを修正し、OK をクリ
ックします。
CHAP およびレプリケーション
ピア システム間の iSCSI 接続にチャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)を使用する場合は、以下のプロシージャを参
照して CHAP をセットアップします。この方法で両方のシステムを設定します。ピア接続では、両方のシステムがログイン要求の
発信者(イニシエータ)と受信者(ターゲット)として交互に動作します。ピア接続は一方向 CHAP のみをサポートします。
1 つのシステムのみで CHAP を有効にし、2 つのシステムが互いの CHAP レコードを持たない場合、または CHAP レコードのシーク
レットが異なる場合、CHAP を有効にしたシステムはピア接続を変更できます。ただし、レプリケーション セットの作成、レプリ
ケーションの開始、レプリケーション操作の一時停止など、その他のレプリケーション操作を実行することはできません。CHAP を
有効にしていないシステムでは、ピア接続の変更や削除などのレプリケーション操作は実行できません。両方のシステムでフル レ
プリケーション機能を使用するには、ピア接続用に CHAP を設定します(次のプロシージャを参照)。
2 つのシステムが同じシークレットで互いの CHAP レコードを持っている場合、CHAP がどちらか一方のシステムで有効になってい
るかどうかに関係なく、すべてのレプリケーション操作を実行することができます。つまり、CHAP が両方のシステムで無効なっ
ている場合、一方のシステムでのみ有効になっている場合、または両方のシステムで有効になっている場合でも、どちらか一方の
システムはピア接続、レプリケーション セット、およびレプリケーションで動作することができます。
ピア システム間の iSCSI 接続にチャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)を使用する場合は、次のプロシージャを参照
して CHAP をセットアップします。ピア接続では、両方のシステムがログイン要求のイニシエータとターゲットとして交互に動作
します。ピア接続は一方向 CHAP のみをサポートします。
CLI を使用してピア接続の CHAP の設定
1. CHAP がすでに構成されていない場合は、接続を確認するためにローカル システムまたはリモート システムのいずれかから
query peer-connection を実行します。
2. 既存のピア接続がある場合は、そのピアへの I/O を停止します。
3. ローカル システムでは、create chap-record コマンドを使用して、リモート システムによるアクセスを許可する単方向
CHAP の CHAP 記録を作成します。
4. リモート システムでは、create chap-record コマンドを使用して、ローカル システムに単方向 CHAP の CHAP 記録を作成
します。ローカル システムから使用されたのと同じ CHAP 記録をここでも使用できますが、構成は単方向 CHAP のままである
ことにご注意ください。
5. 各システムでは、set iscsi-parameters chap on を実行することで CHAP を有効にします。
注意: CHAP の有効化または無効化は、システム内のすべての iSCSI ホスト ポートをリセットおよびリスタートすることに
なります。これにより、CHAP 設定が正しくない場合に iSCSI ホストが再接続できなくなることがあります。
6. ピア接続を使用する前に、コマンドが完了するまで 1 分間お待ちください。
7. ローカル システムから query peer-connection を実行して、リモート システムからの通信をいずれかのシステムから開始
できます。
• 両方とも成功した場合、ピア接続でレプリケーションの作成、設定、実行が可能です。
• どちらかが失敗した場合は、CHAP 構成の問題を修正してから、必要に応じて、これらの手順を繰り返す必要があります。
CHAP 記録を変更する必要がある場合は、set chap-record コマンドを使用します。
レプリケーション トピックでの作業 127