Administrator Guide
マッピング トピックでの作業
トピック:
• マッピングを表示する
• イニシエーターとボリュームのマッピング
• マップ詳細の表示
マッピングを表示する
[マッピング]トピックには、システムで定義されているマッピングに関する情報がテーブル形式で表示されます。デフォルトでは、
テーブルは 1 回につき 20 個のエントリを表示し、最初にホストでソートされ、次にボリュームでソートされます。
マッピング テーブルには、以下の情報が表示されます。
• Group.Host.Nickname。マッピングを適用するイニシエーターが特定されます。
○ その他のすべてのイニシエータ。マッピングは異なる設定で明示的にマッピングされていないすべてのイニシエータに適用
されます。
○ initiator-name- マッピングはイニシエーターにのみ適用されます。
○ initiator-ID- マッピングは、イニシエーターにのみ適用されます。イニシエーターにはニックネームがありません
○ host-name.*- マッピングはホストのすべてのイニシエーターに適用されます。
○ host-group-name* *- マッピングはこのグループ内のすべてのホストに適用されます。
• ボリューム。マッピングが適用されるボリュームを識別します。
○ volume-name- マッピングは、ボリュームにのみ適用されます。
○ volume-group-name *- マッピングは、ボリューム グループ内のすべてのボリュームに適用されます。
• アクセス。マッピングに割り当てられているアクセスのタイプを示します。
○ read-write- マッピングはボリュームへの読み取り/書き込みアクセスが許可されます。
○ read-only- マッピングはボリュームへの読み取りアクセスが許可されます。
○ no-access- マッピングはボリュームへのアクセスを防止します。
• LUN。マッピングで単一 LUN または LUN の範囲を使用するかどうかを示します(*で示されます)。
• ポート。マッピングが適用されるコントローラのホスト ポートをリストします。各数値の両方のコントローラ上に対応するポー
トを表します。
マッピングの詳細については、「マップ詳細の表示 、p. 116」を参照してください。
イニシエーターとボリュームのマッピング
ボリュームがレプリケーション セットのセカンダリ ボリュームでない場合、イニシエーターとボリュームをマッピングしてボリュー
ムへのホスト アクセスを制御できます。マッピングは、ホスト、ホスト グループ、イニシエーター、仮想スナップショット、ボリ
ューム グループ、ボリュームに適用されます。簡潔にするために、特に記載がない限り、
イニシエ
ー
タ
ーと
ボリュ
ー
ム
の用語はすべ
ての可能性を示します。デフォルトでは、ボリュームはマッピングされていません。
ボリュームが ID その他すべてのイニシエーターにマッピングされている場合、デフォルトのマッピングです。
デフォルト
マッピン
グ
では、接続されているすべてのイニシエーターが、指定されたアクセス モード、LUN、ポート設定を使用してボリュームを表示で
きます。デフォルト マッピングの利点は、接続されたすべてのイニシエーターが、管理者による追加作業なしでボリュームを検出
できることです。欠点は、接続されたすべてのイニシエーターが制限なしでボリュームを検出できることです。したがって、このプ
ロセスは、制限されたアクセスを必要とする特別なボリュームには推奨されません。また、複数のホストがボリュームをマウント
して破損を避けるには、クラスタ ソフトウェアを使用するなど、ホストを協調管理する必要があります。
複数のホストが協調管理されていないボリュームをマウントした場合、ボリュームデータは破損している危険があります。特定のホ
ストによるアクセスを制御するには、
明示的マッピング
を作成します。明示的マッピングでは、異なるアクセスモード、LUN、ポ
ート設定を使用して、ホストによるボリュームへのアクセスを許可または禁止し、デフォルト マッピングを無効にすることができ
ます。明示的マッピングが削除されると、ボリュームのデフォルト マッピングが有効になります。
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マッピング トピックでの作業 113