Users Guide
● ヘッドルーム — ラックの電力容量(OpenManage Power Center システムへのラック追加時にユーザーが指定)とラックの電力
消費量(ラックに追加された、または関連付けられた PDU による実際の電力消費量によって特定)との違いです。
● 需要 — 作業負荷に対応するためにデバイスが要求する電力量です。
● 推定最大電力 — デバイス用に推定された最大電力消費割り当てです。推定最大電力には、デバイスごとの電力消費のピークが
考慮されています。
動的消費電力上限により、すべてのデバイスは、グループに割り当てられた電力上限全体を超える電力を必要とすることなく作業
負荷を処理することが可能になります。動的消費電力上限を選ぶ場合は、次の点に注意してください。
● 低優先度のデバイスが上限を維持するためにより多くの電力を必要とする場合は、低優先度のデバイスが高優先度のデバイス
よりも多くの電力を受電する場合があります。
● 電力制限が厳しすぎる、およびグループ電力消費が電力上限を超える場合は、ポリシーに対してエラーイベントが発生します。
これが頻繁に発生する場合は、電力の割り当てを再検討するか、制限に応じて作業負荷を調整してください。
● 電力制限が正常に確立されてからデバイス電力要件が変動すると、ポリシー内の別のデバイスの電力上限に違反することになる
場合、より多くの電力を必要とするデバイスが電力を獲得できないことがあります。ポリシー内の 1 つ、または複数のデバイス
の上限を強制的に下げるには、そのデバイスの静的電源ポリシーを低いレベル(ラックまたはシャーシ)で作成します。重複す
るポリシーのうち最も厳しい電力上限がそのデバイスに適用されます。
● すべての電力上限要件が満たされた後に利用可能な余剰電力(ヘッドルーム)がある場合、その余剰電力は電力ポリシー内の各
デバイスの優先度および需要に応じて動的に割り当てられます。
電源ポリシー機能
Power Center は、デバイスについて次のような電源ポリシー機能のステータスを定義します。
● 不明 — Power Center に接続されたことがないサポート外のデバイスについて表示されます。
● なし — 電源ポリシー機能がありません。デバイスにポリシーを設定することはできません。
● 監視 — 電源監視機能がある場合のみ。
● 監視および上限制限 — 電源監視と上限制限機能がある場合。
● 監視ーおよびアップグレード可能 — 電力監視機能があり、アップグレードして電力上限制限機能を使用できます。
この電源ポリシー機能ステータスは、デバイス ページの 電源機能 列に表示されます。
iDRAC7 に準拠するサーバについては、ライセンス変更のために電源ポリシー機能が変更されると、24 時間以内に Power Center が
管理コンソール内の情報を変更します。これには 2 つのシナリオがあります。
シナリオ 1 — ライセンスが失効した、またはインポートされていない
この場合、次のようになります。
● デバイスにポリシーが存在する場合、「サーバー機能が変更されました」イベントが生成されます。
● デバイスの ポリシー タブが、グループ ページで無効に設定されます。
● デバイスの電源機能ステータスが デバイス ページで「なし」に設定されます。
● ポリシー ページからはこのデバイスのポリシーを削除できるのみで、編集はできません。
シナリオ 2 — ライセンスがインポートされていないデバイスへのライセ
ンスのインポートを試みた
この場合、次のようになります。
● デバイスにポリシーが存在する場合、「サーバー機能が変更されました」イベントが生成されます。
● デバイスの ポリシー タブが、グループ ページで 有効 に設定されます。
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