Users Guide
● UPS/PDU が前のラックのスロットにある場合、CLI が新しいラックのスロットを 1 つ選択します。
● UPS/PDU が前のラックに付けられている場合、CLI は新しいラックに付け直します。
UPS/PDU をラックからラックへ移動し、スロットを指定した場合:
● UPS/PDU が前のラックのスロットにある場合、CLI は新しいラックの指定スロットを使用します。
● UPS/PDU が前のラックに付けられている場合、CLI がエラーを報告します。
Power Center では、「スロット」と「付けられた」の間で UPS/PDUS プロパティを変更できません。「スロット」と「付けられた」の変
更は、ラックから UPS/PDU を削除してラックに再追加することにより実行できます。
移動するデバイスがシャーシである場合、その動作は move_group コマンドによる移動と同じです。
属性-service_tag と device_name を同時に使用することはできません。
移動操作が失敗した場合、デバイスは元のグループに維持されます。停電、クラッシュ、リモートデータベースのネットワーク障
害、ローカルネットワーク障害などの重大な状況は例外となります。
move_group
使用方法:
ompc_cli move_group FROM_GROUP_PATH TO_GROUP_PATH
move_group コマンドは、FROM_GROUP_PATH から TO_GROUP_PATH へとグループを移動します。
FROM_GROUP_PATH と TO_GROUP_PATH で同じグループ パスは使用できません。また、FROM_GROUP_PATH として「/」は使用で
きません。
正常に移動が完了すると、FROM_GROUP_PATH によって識別されたグループは、FROM_GROUP_PATH にある元の親には属さなくな
ります。TO_GROUP_PATH に属するようになります。
シャーシをラックに移動すると、CLI が使用可能なスロット(ある場合)を 1 つ選択します。新しいラックのシャーシにスロットを
指定する場合、move_device コマンドを使用する必要があります。
移動操作が失敗した場合、デバイスは元のグループに維持されます。停電、クラッシュ、リモートデータベースのネットワーク障
害、ローカルネットワーク障害などの重大な状況は例外となります。
add_group_to_group
使用方法:
ompc_cli add_group_to_group GROUP_PATH TO_ _GROUP_PATH
add_group_to_group コマンドは、GROUP_PATH によって識別されたグループを TO_GROUP_PATH に追加します。ソースグループパ
スも別の親グループに属する場合、グループの追加後、ソースグループが旧グループと新しい親グループの両方に属することになり
ます。例外は、シャーシが属することができるのは(複数でなく)1 つのラックのみということです。
ラックにグループは追加できません(シャーシは例外で、ラックに追加される前のデバイスで、ラックに追加された後のグループで
す)。
ラックへのシャーシ追加時は、CLI が使用できるスロットを選択します(使用可能なスロットがある場合)。そのラックのシャーシ
にスロットを指定する場合は、add_device_to_group コマンドを使用する必要があります。
リストコマンド
次に挙げるのは、リストコマンドの汎用ルールです:
● リストコマンドの出力は単純な表のような構造で、カンマ区切りの行名が最初に出力され、次にカンマ区切りのデータが続きま
す。レコードごとに 1 行あります。データが該当しないまたは使用不可能な場合、そのデータは横に並んだ 2 つのカンマで示さ
れます(NULL フィールド)。
● 出力フィールドの改行(CRLF)は、スペースに置き換える必要があります。
● 二重引用符とカンマを含むフィールドは、二重引用符で囲む必要があります。
コマンドラインインタフェース経由での OpenManage Power Center の使用 33