Users Guide
new_group_name が入力された場合、CLI がグループ名を新しい名前にアップデートします。グループは他のグループに属するこ
とが可能です。この場合は、名前の矛盾により名前変更操作に失敗する可能性があります。
シャーシはグループとしてみなすことができるため、CLI は update_group コマンドを使ってシャーシのプロパティにアップデートを
許可します。シャーシ説明と名前のアップデートは、update_group コマンドでのみ可能です。他のタイプのグループをシャーシにア
ップデートすることはできません。
名前は、同じ親グループのデバイスとグループ全体で固有のものである必要があります。
update_group コマンドの GROUP_PATH として「/」は使用できません。
add_device_to_group
使用方法:
ompc_cli add_device_to_group [-slot <slot_num>] [-service_tag <stag>] [<device_name >]
GROUP_PATH
add_device_to_group コマンドはデバイスをグループに追加します。デバイスがラックに追加されている場合、slot_num オプショ
ンを使用してデバイスの追加先スロットを指定します。スロットの値が -1 の場合、システムがスロットを自動で選択します。
PDU/UPS の追加時にスロットオプションを指定しない場合、PDU/UPS はラックに連結されます。サーバーまたはシャーシをラッ
クに追加する場合、-slot を使用できます(入力しない場合は、システムがスロットを自動で選択します)。サーバーまたはシャー
シを他のグループに追加する場合、-slot は使用できません(エラーが表示されます)。
スロットは 1 から始まります(0 は無効なスロット番号です)。
PDU と UPS はラックにのみ追加できます。前の OMPC リリースのほかのタイプのグループにある PDU と UPS の場合、データをア
ップグレードする場合、アップグレード後にそれらのグループから PDU と UPS を削除する必要があります。
add_device_to_group コマンドは、グループからグループにデバイスを移動しません。この操作を行うのは、move_device です。
デバイスがすでにグループに属している場合、add_device_to_group コマンドを使ってデバイスを別のグループに追加できます。正
常に追加されたデバイスは、旧グループと新しい親グループの両方に属します。例外は、デバイスが属することができるのが 1 つ
のラックのみで(複数ではない)、ブレードが属することができるのは 1 つのシャーシのみ(複数ではない)であることです。
add_device_to_group コマンドではブレードをシャーシに追加できません。
シャーシが任意のグループに追加されると、シャーシ内のブレードが列挙され、シャーシが内部のブレードすべてを含むグループと
なります。
remove_device_from_group
使用方法:
ompc_cli remove_device_from_group [-service_tag <stag>] [<device_name >] GROUP_PATH
remove_device_from_group コマンドは、GROUP_PATH によって識別されたグループからデバイスを削除します。
グループから(デバイスとして)シャーシを削除することはできません。
デバイスが複数グループに属する場合は、それを 1 つのグループから削除しても、他のグループには属したままとなります。
シャーシはこのコマンドで削除できます。この場合、動作は、delete_group コマンドを使ったシャーシの削除と同じです。
move_device
使用方法:
ompc_cli move_device [-service_tag <stag>] [<device_name >] [-slot <slot_num>]
FROM_GROUP_PATH TO_GROUP_PATH
move_device コマンドは、FROM_GROUP_PATH から TO_GROUP_PATH へとデバイスを移動します。移動したデバイスは、
FROM_GROUP_PATH ではなく、TO_GROUP_PATH に属します。
スロットオプションが該当するのは、デバイス(シャーシを含む)をラックに移動する場合のみです。デバイスの移動先スロット
が指定されます。デバイスをラックに移動する際にそれが提供されない場合、CLI がスロットを特定します。
UPS/PDU をラックからラックへ移動し、スロットが提供されていない場合:
32 コマンドラインインタフェース経由での OpenManage Power Center の使用