Users Guide
アラート ポータルで、SMIv1 または SMIv2 管理情報ベース(MIB)ファイルからトラップ定義を抽出できます。抽出されたトラップは、
OpenManage Essentials にインポートする前に表示および編集できます。このユーティリティを使うと、トラップを手動で定義および管理することも
できます。OpenManage Essentials は、インポートされたトラップ定義、および手動で管理されているトラップ定義を使用することによって、特定デ
バイスから受信されるトラップを適切に分類します。
メモ: トラップのインポート ポータルはオプションであり、デル製以外のデバイスからのアラートをフォーマットする場合にのみ必要となり
ます。
MIB のインポートについて
使用事例シナリオ: 管理者として、OpenManage Essentials でサポートされていないデバイスをモニタ(受信トラップのリッスンおよび分類)する
ことが必要です。
ソリューション:デバイスが SNMP プロトコルをサポートしているかどうかを確認します。デバイスが SNMP プロトコルをサポートしている場合は、サ
ービスが実行され、トラップの宛先が OpenManage Essentials ベースのシステムを指していることを確認します。非対応デバイストラップについて
は、アラート ポータルを使用してトラップ定義をインポートし、OpenManage Essentials でトラップを定義します。次の表は、OpenManage
Essentials データベースにインポートされる前と後のトラップに関する情報を示しています。
表 189. MIB のインポート
機能 MIB を OpenManage Essentials データベ
ースにインポートする前
MIB を OpenManage Essentials データベ
ースにインポートした後
デバイスから送信されるトラップを
OpenManage Essentials アラートポータルで
表示できますか?
有 有
トラップには、重要度の値が含まれています
か?
いいえ、重要度は不明です。 有
トラップには有効な名前がありますか? いいえ、名前は不明です。 はい、トラップ名は MIB で定義されています。
トラップには、有効なイベントカテゴリ名があり
ますか?
いいえ、イベントカテゴリ名は不明です。 はい、デフォルトで新しいカテゴリが作成されま
す。
トラップには説明がありますか? はい、すべての説明詳細があります。ただし、
詳細はフォーマットされていません。
はい、トラップのインポート中に定義されたフォ
ーマットの説明があります。
トラップはトラップ変数値を表示しますか? 有 はい(デフォルト)ただし、トラップを
OpenManage Essentials にインポートする前
にフォーマット文字列値が削除されていない場
合に限ります。
トラップは、エンタープライズオブジェクト識別子
(OID)、固有 OID、および汎用 OID を表示
しますか?
有 有
トラップは、デバッグで使用できる追加のトラッ
プ変数を表示しますか?
はい、ただし詳細はフォーマットされていませ
ん。
有
トラップは、デバイスのホスト名または IP アドレ
スを表示しますか?
有 有
別の管理コンソールへのトラップの転送、タスク
の実行、または不要なトラップのフィルタを行う
ために、各種アラート処置でトラップを使用す
ることはできますか?
はい、ただし機能は限られています。重要度、
イベントカテゴリ、イベント名などに固有の規則
は使用不可能です。
はい、トラップは、アラート処置がトラップ名、カ
テゴリ、重要度などに基づいてサポートされる
ように定義されています。
トラップで各種 UI 処置(承認、削除など)を
行うことはできますか?
有 有
アラートのパージはトラップで機能しますか? 有 無
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