Users Guide
メモ: スロットル制御の各目盛りは 10 % であり、範囲は 10~100 % になっています。OpenManage Essentials では、検出スロットル
はデフォルトで 60 % に設定されています。IT Assistant からのアップグレード後も、スロットル制御は以前設定した値が維持されま
す。
マルチスレッディング
OpenManage Essentials は、IT Assistant で導入されたネットワーク監視サービスにおける最適化されたパラレルスレッディングの実装を改善しま
す。
検出処理では I/O インテンシブであるため、検出処理をパラレル操作にすることによって検出処理を最適化することができます。この操作では、
パラレルに実行されるスレッド(マルチスレッドとして知られています)が、複数のデバイスに対するリクエスト送信と応答処理を一度に実行します。
パラレスで動作するスレッド(それぞれ異なるデバイスとの通信)の数が多くなるほど検出速度が速くなり、ネットワーク全体の輻輳やレイテンシが
回避されます。検出処理では、デフォルトで一度に最大 32 のスレッドをパラレル(同時)に実行することが可能です。
パラレルスレッドの実行数を制御するには、検出スロットルコントロールを左右いずれかに動かします。最大に設定すると、32 のパラレルスレッドの
実行が可能になります。スロットルが 50 % のとき、一度に実行可能なスレッド数は 16 のみです。
検出サービスはパラレルスレッディング動作に最適化されているため、システムは、同じスロットル設定であっても、より多くのシステムリソースを活用
できます。検出速度と OpenManage Essentials で使用可能なシステムリソースの間で、納得のいくバランスを取るために、システムリソースを監
視することが推奨されます。スロットルの増減は、実行されているシステムと、利用できるリソースに左右されます。検出サービスが新しいスロットル
設定に適応するには、数分かかる場合があることに留意してください。
メモ: 中~大規模(数百~数千デバイス)ネットワーク上での検出時間を最短にするためには、マルチプロセッサシステムに、
OpenManage Essentials サービスをインストールすることを推奨します。
インベントリのスケジュール
1. 管理 → 検出とインベントリ → 共通タスク → インベントリのスケジュール をクリックします。
2. インベントリポーリング設定 で、次の手順を実行します。
• インベントリの有効化 を選択します。
• 希望のスケジュールパラメータを選択します。
• (オプション) より高速なタスク実行のために インベントリポーリング速度 スライダを調整することができますが、より多くのシステムリソース
が消費されます。
メモ: インベントリタスクは データベースメンテナンスの実行スケジュール と同時にスケジュールしないことをお勧めします。データベース
メンテナンス中はコンソールの反応が遅くなるためです。
関連するリンク
検出とインベントリポータル
最後の検出とインベントリ
検出済み対インベントリ済みデバイス
タスク状態
状態ポーリング頻度の設定
OpenManage Server Administrator など正常性計装手段を備えた、すべての検出されたデバイスの正常性状態をチェックするように
OpenManage Essentials を設定できます。ステータスは、正常性状態が常に最新のものであるように、状態ポーリングを使用して所定の間隔で
スケジュールできます。
状態ポーリングを設定するには、次の手順を行います。
1. 管理 → 検出とインベントリ → 共通タスク → 状態スケジュール をクリックします
2. 状態ポーリングスケジュールの設定 で 状態ポーリングを有効にする を選択し、時間およびパフォーマンスなどのポーリングパラメータを入力
します。
3. OK をクリックします。
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